「ビーチに行こ!
バナナボートやバドルサーフィン出来るみたいだよ」、Y。
「やだ」「メンドイ」ウチら。
(…そう言えばヤツはアジアでは沖縄の離島以外海に入らないな…)
ヌサドゥアではホテルにこもって
ジムでアーサナをしっかり1時間半、
椰子の木の下で瞑想や呼吸法など行って
とても気持ちよく過ごした。
ウブドに移るとアグン山麓の深い渓谷のホテルで
小鳥のさえずり、川のせせらぎ、木漏れ日の中
早朝の散歩〜呼吸法〜瞑想〜アーサナ、合間マントラと
日々のサーダナをこなして行けた。
ウブドはバリ島の中部にある農村地帯で
ライステラスに覆われた小さな村だが
お洒落なカフェや雑貨屋、多くのホテルが並び
通年観光客で溢れている。
バリ舞踊やガムランなど当地の文化に触れる機会も多い。
「ガムラン見に行こ」Y。
「やだ」「メンドイ」ウチら。
いつもの旅行スタイルと変わらず、水や食品の買い出し以外
ほとんどホテルに篭っていた。
ウブドはヨギ、ヨギーニにとって
過ごしやすい所だ。
街にはヴィーガンのレストランや
ヨガのスタジオも多い。
何よりフルーツが安いので
パパイヤ、マンゴー、ドラゴンフルーツなど
毎日の食事はフルーツ三昧。
ここなら無理なく誰でも菜食で過ごせる。
私はこの時期ドリアンが楽しみの一つだった。
3カ所くらい、ドリアン売り行商のおばちゃんに目星つけてて
(おばちゃんは私の事知らないだろうけど)
5、60000RPに値切って
ベランダでスタッフに見つからないようにこそこそ食べる。
ウブドは山奥の田舎町だったのに
ここ数年ですっかりお洒落な街になって
外灯もついて、道も可愛らしい模様の舗装されて行って
昔馴染みの見すぼらしいお店はすっかり見かけなくなって行った。
いつ行っても満員のバリ料理のお店。
去年は店長を取り合ってるらしい美人のお姉さんと
仕事仕切ってるバリバリの逞しいお姉さん。
相変わらず大繁盛の店は
今年は店長と美人はいなくなっていた。
逞しいお姉さんに軍配が上がったみたいだね。
道端のドリアン売りのおばちゃんも
来る都度化粧をするようになって行って
(それがメチャ似合ってなくて 笑)
年々化粧濃くなって行って
今年はドッキリか!位のドギツさになっていた。
バリに来ると、ほぼ全食野菜やフルーツで過ごしたり
汗を大量にかくので、
いつもこの時期ここで体重を調節できる。
肌もしっとりになる。
ヨガとデトックスで身体がキレイになるんだろうな。
ヨガでうつ病が治ったと言う話はよく聞く。
根性のない私が8年もクリヤヨガの勉強続けているのは
身体の気持ち良さと心の気持ち良さを
体感してるからだろう。
クリヤヨガに出会ってなければ私は、周りや家族に甘え
思い通りに行かないと恨んだり、自分を哀れんだり、
以前のように恥の多い人生を歩んでいただろう。
精神的に強くなった。
今は一人で生きていける。
こんな風にしっかりと自分の足で立って
周りに感謝しながら暮らしていけるのは
クリヤヨガの恩寵とつくづく思う。
3人ともどこに所属してる訳でもない。
Yはアシタンガヨガのインストラクターだし
ウチらはクリヤヨガの本やDVDでアーサナと呼ばれるヨガのポーズを練習したり
本著者のカナダ人の先生主催の研修に参加して、(1〜3年に1度?くらい)
瞑想や呼吸法もひと通り研修で習ったものを続けている。
日本に限らないかもしれないが
瞑想をするだけで、あるいはヨガ関連の方法を教えるだけで
法外な金銭を要求するヨガ商法も数多いようだ。
ヨガの究極の目的が自己実現と理解するなら
賢明なヨガ実践者は法外なお金払って他力本願的なモノには関わらないだろう。
(あくまで相手からの要求ではなく、こちらから支払う分には問題無いが)
アシタンガヨガであれクリヤヨガであれ
それぞれだが基を辿れば同じ原理に辿り着くので
遅くまでヨガ談義に花が咲いたり
Yが怪しい占い師訪問ツアーを売りつけられたり
ヤツが子供を抱えた女性に一カ月の収入分位あげたり
ネコに餌をやって部屋の前で毎日数匹のネコににゃーにゃーねだられたり
色々あったけど
今年も幸せなヨガの合宿だった。