先日、ちょっとした事件があった。
なんとうちの公営住宅の敷地裏に人糞が・・・
想像するにおなかの痛くなったひとが我慢しきれず・・・
といったところなのか。
高級マンションなどではあり得ないことなのだろうけど
此処は昔ながらの古い公営住宅なので敷地外からいくらでも部外者が
入ることができる。なので、私はあまり驚かなかった。
それを毎朝のルーティンで窓の外を眺めていた夫が見つけた
そして、掃除をしてくれる清掃員のおばちゃんたちに伝えにいった。
わざわざ伝えなくても気づく場所だけど・・・
なかなか帰ってこないからおかしいと思っていたら帰ってきて
「テキパキと処理しないから俺がした」という
いやいや・・・夫はいいことをしたと満足顔だが
果たしてそうだろうか? 清掃は、おばちゃんたちの仕事で
そういったことは戸惑うだろうけど初めてじゃないし、給料も発生している
厳しい言い方をすればそこに枯れ葉だろうが吸い殻だろうが汚物だろうが
落ちていれば掃除をしなければならないだろう。
とかく夫は最近、自治会や花壇の関係付き合いに手や口を出したがる。
ならば、きちんと会長なり副会長なり役員をすればいい。
と思う。
基本、世話を焼くのが好きなのかもしれないけど、でも几帳面ではない。
「こうして砂をかけて、あーしてこーして」と夫が自慢げに説明してくれるのを一通り
聞いた後に「で、消毒は?」と私が聞いた。
「それはしていない」と夫がいうので、
「清掃した最後には、いまの時期だったら万が一状況からしても
ノロに感染していたかもしれないから、念のため消毒しておいた方がいい。
ノロは本当にやっかいで乾燥後もウイルスが生きていたりする。
インフルやコロナと違ってアルコールは効果が無い、
逆性石けん(クレゾールなど)もだめ。だから
次亜塩素酸、つまりハイターね。念のため希釈して流しておいた方がいい」
と私は話した。
夫は「ふーん」と気のない返事をした。
その日の午後、夫と花壇にいた。自治会の事務員さんが通りがかった。
夫がいきなり事務員さんに声をかけると唐突に
「今朝の話聞いた?あれ俺も一緒に掃除したんだけど、ノロだったら
いけないから念のため消毒をしといた方がいいですよ。
ハイターある?あれでいいから撒いておいた方がいいよ。
アルコールじゃなくてね、ハイターね」と言った。
まただ・・・。
もう何度もある。自分の調べて得た知識じゃないのに・・・いかにも・・・だ。
敷地内に生えてる木の剪定も住民に聞かれれば
「あー、木によって剪定の時期がありますからねー」なんて我が物顔で返す
実際には木の名前なんて何も知らないし剪定の時期もしらない。
剪定する手順も私が指示したところを切っているのだから
夫は私がすると言っても切りたがるし、放っておくと切らなくてもいいところまで
勝手に切るから目が離せない。だから夫に指示をするかたちになる。
夫がひとりで動いているように見えるだろう
団地の方々は夫を尊敬のまなざしで見る。
「お宅のご主人は物知りですごいよね」と度々言われる。
消毒の件も 事務員さんに言う前に
「事務員さんに伝えておこうか」って前もって私に話すとか
「ハイターで消毒しておいた方がいいと嫁が言っています」
って言い方しない?私だったらそうする。
男の人ってありがちなの?イラッとする私が大人げないのだろうか?
胸のざわざわが止まらない。
こんな日は私の好きな『北海道のボス猫ケンジ』をみて落ち着こう。。