暑すぎて〜。冷静に物事を考えられない。
その昔、とても暑い家に住んでいた。
一戸建てのその家には扇風機が1台あるだけ。
あまりに暑くてせめて、いわゆるLDKにエアコン(当時はクーラー?)があったらいいなぁ、と親に訴えたことがある。
すると、
『わざわざ部屋を冷やすということは、自然に反する。健全な子ども(私)の身体にいいわけがない』と言われ、却下された。
多分そのとき、クーラーはとても高い贅沢品で、買えなかったのだろう。
当時思春期で色々思うところアリ、の私は、当然自分の部屋にいることがほとんど。
2階の自室は暑くて暑くて、ほとんど眠れず。いつも汗をかき、気持ちが悪かった。
家族で『バカンス』に出かけることもなく、毎年夏&夏休みは暑さに耐えるのみ。
確か中学2年生の夏休みが終わってしばらくした日。
夏休みの自由研究だったか、作品展示がされていた。
その中に、上級生の手編みのマフラーや、帽子があり、私は衝撃を受けた。
『こんなに暑くてどうしようもない夏に、毛糸を使ってこんな物を作るなんて!
きっとこの人の家にはクーラーがあり、どんなに気温が高くムシムシしても、
素敵なお部屋のソファで汗もかかずゆっくりと編み物なんてできるのね』と思い、
子ども心に非常な『格差』を感じた。
以来、私は夏のエアコンに執着してゐる。
電気代が値上げするとしても、私の夏の辛かった経験を考えると、
『快適にエアコンが効いている部屋』が最優先。今、私にはそれができる。
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1日1回の『狭庭活動』
今日の『レモンちゃん』
ちびレモンは、約2センチほどに。
こちらは『ねぎの恩返し』