8月15日。曇天ですが雨が降らないのは久しぶりです。
そんなわけでちょっとだけ森山参りしてきました。
山頂ではいつも会うおじさんとも久しぶりのご挨拶。
でも北風が強く鳥影は有りません。
止む無く風の当たらない南斜面を歩いていると、モズの強い鳴き声がします。
そっとのぞき込むと、茂みの中にモズがいました。
青い虫を咥えていますが毛がボサボサで、やつれている様な雰囲気です。
お父さんのようです。食べずにじっとしています。
そこへ飛んできたのは可愛いモズの幼鳥です。
お父さんと違い毛並みも綺麗で太っています。
何かの本で「子供を育てる為に高原モズのオスは、やつれ気味の事が多い」
と書いてあるのを読んだことがあります。
子供も可愛いのですが、お父さんの頑張る姿にも愛おしさを感じてしまいました。
本当に教えられる事が多いですね。
己の定めに従って、日々精一杯暮らしている野鳥達に
己を恥じる事もあります。
そんな彼らに会いたくて、いつも出かける私です。
どれほど一所懸命に子育てに打ち込んだのか伝わってきます。
子供のモズは元気に育ちあがっていますね。
いまは換羽の時期でもあるので、もうしばらくしたら、美しい羽が生え変わってくることと思います。
森山で見かけるオスのモズはいつも痩せていて
モズ子さんはいつもふっくらとしているような気がします。
モズ子さんにセクハラと言われそうですが。