春ですぅ
我が家ではコンクラベが行われていました
数日前の夕方でした
台所は暗くなっていました
カーテンを閉めて電気をつけなければいけません
この部屋の窓は掃き出し窓で部屋の中は外から丸見えです
だから電気をつける前には必ずカーテンを閉めるのです
雨戸を閉めることは滅多になくいつもカーテンだけです
台所に入ると娘が新聞を読んでいました
相当暗い中で新聞に目をくっつけるように読んでいました
当然カーテンを閉めて電気をつけるべきです
娘はカーテンを閉めるのを億劫がって母親が閉めるべきと決めつけていました
わたしは暗い中、さほどするべき用事もなかったのでそのまま部屋を出ました
心の中で「たまには娘も家の中の用事をすべきだ!」
と、言う腹立たしさがあったのです
数十分後に再び台所に入っていきました
まだカーテンは閉めてなく、もちろん電気はついていません
絶対カーテンは閉めてやらない…閉めてやるもんか!
わたしは強い決意で台所を出ました
とうとう、真っ暗闇の中で娘は新聞を読み続けました
ストーブの灯りだけを頼りに読み続けました
ある夜の、娘とわたしのコンクラベでした!