三人それぞれ、しばらく小屋の周りを探してみたのであるが、全くそれらしき姿は見つからない。
嫌な予感がする。
三人そろって小屋に戻った。
「どうする?」
めちゃくちゃになった小屋の中で、藁に埋もれて座り込む。
「どうするって言われても・・・」
グルラディーヌが困惑したように呟く。
「逃げてもいいぞ。多分、チョウカをさらったのは、あいつだ。あの怪物を使ったんだろう。でなけりゃ、そう簡単に引き上げたりしねえだろう」
そう言われれば、あの鳴き声。
グリシーヌは、鳴き声と共に怪物が一斉に小屋から離れたのを思い出した。
もしかしたら、あれが合図だった・・・?
「でも、逃げても、多分、また追って来ると思う」
そう言うグルラディーヌに、二人の目が集中した。
「さっき、森の中で木偶に襲われた。多分、あいつが送ってきたのだと思う。取りあえず、全部倒したけど、かなりしつこい性格なんじゃないかと思う」
それって、狙った獲物は逃がさない。って感じ? だったら
「攻撃は、最大の防御。と申しますわ。こちらから行ってみましょうか」
おっとりとした口調で、グリシーヌがとんでもない事を言い出した。
「おい、嬢ちゃん。行ってみましょうって、そんな簡単に・・・・。それに、どこへ行こうってんだ?」
爆弾発言に、思わず大声を出すレト。それに対して、
「それでしたら、大丈夫ですわ。ね、妹姫」
にっこり笑って、グルラディーヌに話を振る。
「う~ん。何か、チョウカの物があればね」
身近なものがいい。出来れば、いつも持ち歩いている物とか、身に付けている物。あるいは、思い入れの強いもの。
それが、持ち主へ導いてくれる。
嫌な予感がする。
三人そろって小屋に戻った。
「どうする?」
めちゃくちゃになった小屋の中で、藁に埋もれて座り込む。
「どうするって言われても・・・」
グルラディーヌが困惑したように呟く。
「逃げてもいいぞ。多分、チョウカをさらったのは、あいつだ。あの怪物を使ったんだろう。でなけりゃ、そう簡単に引き上げたりしねえだろう」
そう言われれば、あの鳴き声。
グリシーヌは、鳴き声と共に怪物が一斉に小屋から離れたのを思い出した。
もしかしたら、あれが合図だった・・・?
「でも、逃げても、多分、また追って来ると思う」
そう言うグルラディーヌに、二人の目が集中した。
「さっき、森の中で木偶に襲われた。多分、あいつが送ってきたのだと思う。取りあえず、全部倒したけど、かなりしつこい性格なんじゃないかと思う」
それって、狙った獲物は逃がさない。って感じ? だったら
「攻撃は、最大の防御。と申しますわ。こちらから行ってみましょうか」
おっとりとした口調で、グリシーヌがとんでもない事を言い出した。
「おい、嬢ちゃん。行ってみましょうって、そんな簡単に・・・・。それに、どこへ行こうってんだ?」
爆弾発言に、思わず大声を出すレト。それに対して、
「それでしたら、大丈夫ですわ。ね、妹姫」
にっこり笑って、グルラディーヌに話を振る。
「う~ん。何か、チョウカの物があればね」
身近なものがいい。出来れば、いつも持ち歩いている物とか、身に付けている物。あるいは、思い入れの強いもの。
それが、持ち主へ導いてくれる。