取材中「コンコンコンコン、コンコンコンコン♪」と歌っていた。この前情報7daysの取材で教わった「コンコン」という日本語のきつねの鳴き声、よく覚えていて気に入ったご様子でした。
さて、キツネダンス流行で考えるキツネの鳴き声の記事で「きつね」という言葉は鳴き声に由来する(鳴き声の「きつ」に接尾辞の「ね」が付いたもの)ということを紹介しましたが、他にも諸説あります。
「きつね」の語源
鳴き声由来説の他、下記の説あり。
体が黄色いから「常(恒)に黄色い」という意味で「黄恒」。
「黄色い猫」という意味で「黄つ猫」。長く鳴いている時は猫の鳴き声にも似た感じするね。
「狐」という漢字のなりたち
鳴き声由来説もあるが、しっぽが湾曲して瓜のような形をしているからという説もある。
現代中国語読みは「hú(ホゥー)」。古代中国語の発音は*[ɡʷaː](グァー)だと推定されている。古代中国語の発音は鳴き声に近い感じね。
英語の「fox」は?
動物の名前は鳴き声に由来するものが少なくない。「Fox(フォックス)」ももしかしたら鳴き声から来ているんじゃないかとも思う。なんとなく鳴き声っぽい感じもするから。
もともと古代に鳴き声から作られた言葉だけど、年月がたって鳴き声から来ていることが忘れ去られた(それから現代に至るまでその鳴き声を表す新たな擬声語は生まれなかった)、という可能性もありそうだ。
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