HORSE SENSE を 往く ≫≫

 この道は いつかきたみち

  このみちを また駈ける

   このみちは 心は遠い ・ ・ ・ ・ に

オグリキャプの死

2010年07月05日 | Horse
7月3日 オグリキャプが死んだ

25歳は競走馬種牡馬としては長寿の部類に入るが
35歳まで生きたシンザンやカネケヤキに比べると早過ぎる気がする
昭和の終わりと平成の初めのバブルを駈け抜け 中央20戦12勝 生涯獲得賞金9億円余
有馬を2勝したのだから 立派に名馬の仲間入りを果たした

「牧場で放牧中に脚部を骨折し 搬送先で息を引き取つた」とあつた
骨折そのもので死ぬことは余りないので 予後不良として殺処分されたのだろう?
芦毛馬は齢を重ねるごとに白さが増してくる
最期は皮膚が透きとおつて見えるくらい 鬼気迫る―そんな感じだつたろう

新聞報道見出しでは「・・・逝く」としている
アイドルホースで「怪物」と呼ばれ 第三次競馬ブームを盛り上げ貢献した
しかし ウマはウマであつて人ではない あまり擬人化ドラマ化するのもどうか
ハイセイコー・フィーバーを見てきた者にとつては 遅れてきた「サクセスストーリー」
二番煎じの感もあつて どこか醒めて眺めていた
冥福を祈りたい

合掌 ―― おつと これも擬人化になるか・・・