HORSE SENSE を 往く ≫≫

 この道は いつかきたみち

  このみちを また駈ける

   このみちは 心は遠い ・ ・ ・ ・ に

『1本の鉄の棒が歴史を変えた・・・』

2010年07月24日 | Horse
7月22日 ≪馬 アジアを駆けた二千年 九州国立博物館 開館5周年記念 特別展≫を観る

馬の起源から江戸時代までの馬と人のかかわりと 日本とアジアの馬具を中心とした展示である
いちばんよかつたのは 体高138センチの全身馬骨(鎌倉時代 14世紀 神奈川由比ケ浜南遺跡出土 新田義貞の馬とされる) また黄金の馬具とその細工も素晴らしい

標題タイトルは 展示エントランス天井に達するくらい ひと際大きく掲げられているCatch Copyである
これが何であるかすぐ分かるだろうか また分かる人は相当の馬者 (答は末尾に)
もしこれが生れなかつたら人類生活の発展も近代化もなかつた
あるいは戦争も起きなかつた またその形 結果も相当ちがつたものになつていた――と言えるくらい

予測どおり(と言うか予測以上であつたが)鑑賞者が少ない(いない) いたのは若者男女数人
1展示エリア 自分を含めて1~2人である 係員と警備員の姿が目立つ
おかげでゆつくり鑑賞できたが しかし情けない
日本に馬文化はなく(昭和30年で廃つてしまつた) 当然と言えば当然か

ちようど1年前「阿修羅展」があつた 立錐の余地もなかつたあの狂騒は何だつたのか
あのオジサン オバサンたちは何処へ行つたのか
オグリキャプの献花記帳に1日3000人 ハルウララに何千人も群がつたあの人たちはどうしているか
畢竟これは馬が好きなのではなく 馬には何の興味もなく ただゞ自己陶酔のためだつたのだろう

阿修羅展同様 9月5日まで2ケ月のロングラン 九博5周年記念 大丈夫か?

余談 平日午後 炎天下の大宰府参道は 例のしり上がりの甲高い言語集団で席捲されていた
    その傍ら 我は静かに歩んだ・・・ 
 

           【答え】 銜 (はみ Bit 画像は水勒銜)