昨日は梅を干してみた。
ときどき、庭先に出ては、
梅をひっくり返す。
この作業をしないと、梅と梅がくっついてしまうらしい。
網の底をたたいて、
ひょこひょこと梅をひっくり返していると、
お隣のおばあちゃまがベランダから声をかけてきた。
「あらあ!梅干ししているの?
ちょっと見に行ってもいい?」
梅を囲んでしばらくおしゃべり。
「私、まったくの初心者で何もわからないのですけど、
これで合ってますか?」
「いいのよ~。これで!
懐かしいわねえ。東京の実家にいたころは毎年していたから」
祖母から母へ、母から子供へ、
梅干しの作り方は代々伝わって、
梅干しを庭先で干す風景は
夏の風物詩のようなものらしい。
梅を干す光景が
懐かしい日々を呼び起こし
しばらく思い出話に花が咲いた。
東京の実家での暮らし、
結婚して、こちらにやってきたこと、
お姑さんとの苦労話。
でも、そんな苦労があって今がある。
今は幸せな日々なので、ありがたいという。
お隣さんのおかんさんとも仲良くなれて嬉しいわ。
いえいえ、こちらこそ。
「出来上がったら、ちょうだい。
私に一個、お父さんにも一個」
「いやいや、二つと言わず、もっともらってください」
「紫蘇もつけてもらおうかしら」
「いいですよ!でも失敗したらごめんなさい」
梅干しが思い出させてくれた
懐かしい日々のお話を
聞かせていただいた午後でした。
7月25日 おかん
最後は一夜干しをすること、
実は知りませんでした!!
keiさんに教えていただいて、よかったです!
一晩干して、どうなるのかが楽しみです!!
お天気には恵まれそうです。
最後は夜露にあてて一夜干し。
しっとりと仕上がるといいですね。