子供たちからもらったガラスペン。
透き通って綺麗。
手に取って見ていると、ふつふつと気持ちが湧いてくる。
使いたい!
何かを書きたい!
今日は写経をしてみた。
般若心経を書いてみることにした。
般若心経の一文字一文字の意味はよく分からない。
でも、前に瀬戸内寂聴さんの本を読んで、
少し勉強したことがあった。
「心」が大事、という教えがある。
物事や現象があっても、それを感じる心の働きがなければ、
その物事や現象はないと同じことなのだという。
ただ、迷いのある「心」ではだめだ。
何ものにもとらわれない「心」。
お金にも地位にも、他人の心にもとらわれない、
すべての執着を離れた自由自在な「心」を得ること。
それが「悟り」なのだそうだ。
一文字一文字の意味は分からなくても、
そんな「こだわりのない心」を持とうと考えながら書いてみた。
出来栄えは、
文字にこだわりがなさすぎて、
文字が自由自在すぎて、
全体的にまとまりのない、
下手な出来上がりになってしまった。
自分の文字にはがっかりしてしまったけれど、
数十分間の集中がとても気持ちよかった。
つけペンなので、文字に濃淡がでて面白い。
毛細管現象で、インクを吸ってインク色にそまるガラスと、
使っていくうちにインクがなくなっていく様子も面白かった。
いちいちインクを付けて書くという不便さも楽しかった。
もっともっと字が上手になりたい。
どんどん文字を書いていって、
ガラスペンで達筆な写経をしてみたい。
本日のガラスペン遊び。
とても充実していた。
字が今よりもっともっと上手になりますように。
7月8日 おかん
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