自分自身それほど見たい番組がないというのもあるけど、
うちではリモコン主導権はおばばにあります。
普段はアニメなんか見ないのに、
日曜だけはちびまるこちゃんとサザエさんを見たがるおばば。
正直ちびまるこちゃんにはたま~に泣かされるけど
サザエさんはおもしろいとも何とも思いません。
でも今日は一応女性史を学ぶ人間として「おいおい!!」
と突っ込みたくなるような内容でした。
というのは…
波平さんとマス夫さんが、明日は母さんたちに息抜きをしてもらおう、
と家事をかってでます。
でももちろん上手にできなくて、てんてこまいなんですけど、
舟さんとサザエさんも、たまにはレストランで外食を…
となるんだけど、いざ注文しようとなると
これを食べたらマス夫さんとタラちゃんの服が買える、
お父さんのYシャツをオーダーできると言ってそそくさと家に帰ってきます。
まあそれはわからなくもないけど、
やっぱりいつものようにお母さんが家事をして、
お父さんはのんびりビールでも飲んでるのが一番いいわね
という終わり方で。
お金に困ってるならともかく、
お父さんたちはしょっちゅう飲んで帰って
お母さんたちは家族のために我慢するってちょっと古くないですか…
もう一つもわかめちゃんが生きる意味を考えてて
サザエさんに聞くと「そういう難しいことはお母さんに聞いて」
お母さんに聞くと「そういう質問はお父さんにするといいわよ。」
子供がせっかくいろいろ考えようとしてるのを
サラッと流してしまうことにも、ちょっと幻滅したけど
サザエさんや舟さんの人生観を取り上げて欲しかったです。
まあサザエさんに時代の変化を求めることが間違ってるのかもしれないけど
昔ながらのやり方が全ていいとは限らないんだということを
もうちょっと考えて欲しいもんだなぁと思ったりもしました。
うちではリモコン主導権はおばばにあります。
普段はアニメなんか見ないのに、
日曜だけはちびまるこちゃんとサザエさんを見たがるおばば。
正直ちびまるこちゃんにはたま~に泣かされるけど
サザエさんはおもしろいとも何とも思いません。
でも今日は一応女性史を学ぶ人間として「おいおい!!」
と突っ込みたくなるような内容でした。
というのは…
波平さんとマス夫さんが、明日は母さんたちに息抜きをしてもらおう、
と家事をかってでます。
でももちろん上手にできなくて、てんてこまいなんですけど、
舟さんとサザエさんも、たまにはレストランで外食を…
となるんだけど、いざ注文しようとなると
これを食べたらマス夫さんとタラちゃんの服が買える、
お父さんのYシャツをオーダーできると言ってそそくさと家に帰ってきます。
まあそれはわからなくもないけど、
やっぱりいつものようにお母さんが家事をして、
お父さんはのんびりビールでも飲んでるのが一番いいわね
という終わり方で。
お金に困ってるならともかく、
お父さんたちはしょっちゅう飲んで帰って
お母さんたちは家族のために我慢するってちょっと古くないですか…
もう一つもわかめちゃんが生きる意味を考えてて
サザエさんに聞くと「そういう難しいことはお母さんに聞いて」
お母さんに聞くと「そういう質問はお父さんにするといいわよ。」
子供がせっかくいろいろ考えようとしてるのを
サラッと流してしまうことにも、ちょっと幻滅したけど
サザエさんや舟さんの人生観を取り上げて欲しかったです。
まあサザエさんに時代の変化を求めることが間違ってるのかもしれないけど
昔ながらのやり方が全ていいとは限らないんだということを
もうちょっと考えて欲しいもんだなぁと思ったりもしました。
サザエさん見てました。
『サザエさんだし・・・』って感覚で見てしまうので
あまり、違和感感じませんが
随所にレトロな家族観がちりばめられていますね。
シングルマザーなんて絶対出てこないですもんね。離婚すら話題に上ったことがないような・・・サザエさんだもんね~。
昨日はたまたま見てしまいました。
でもマスオさんがマラソンする話だけで、
そのジェンダー的に問題のあるやつは見てませんわ。
新聞に連載されてた原作は、その時々の世相やら流行やらをいろいろ取り入れてたみたいですけど、
アニメのほうは時代設定が定かでないですねえ。
保守的な人だけが楽しんでくれればいいって感じで作ってるんでしょうか。
かといって革新的なサザエさんってのも想像できませんけども。
確かに「サザエさん」なんだから割り切って見なければいけないのかも…とも思うんですけど、だったら時代設定を昭和の雰囲気丸出しにするとか、これは一昔前の家族です、というのをもうちょっと強調するとかしてくれませんかねぇ。
こういうのがいいのよ~、みたいな内容だと、授業で男女平等や女性の自己決定権を話してる自分が悲しくなってくるのです。
でも見てる人も「サザエさん」だもんねぇ、と思ってくれてればいいんかいなぁとも思いました。
ぽんぽこ山さま
おぉせっかく見てたのに、あの二つのエピソードを見てなかったとは残念。見てたらぜひ感想を聞かせてほしかったです。
新聞の時は世相や流行を意識してたんですねぇ。今となっては長谷川町子もいないので、なんともいえませんが、もし彼女が生きてたらどんなサザエさんを描いてくれるのか…革新的かどうかはわからないけど、それはそれでおもしろそうですよね。
確かに言われてみれば、です。
考えたことなかったので確かにぃ~です。
子育て・家事に全くタッチしていないですもの、波平マスオ!
サザエさん、23歳ですしね…。
私自身も昔、大学の女性学の授業で批判を聞きました。「ドラえもん」のしずかちゃんの役割というものとともに。
ただ、一方で、つくられた時代の違う作品を批評するときには、その時代の制約みたいなものに注意しなければいけないようにも思います。
テレビにでていらっしゃる法●大学のT嶋先生の研究テーマは、イギリスヴィクトリア時代の文学の研究ですが、抑圧された女性像から、ほら、こんなに女性は(いつも/今も)抑圧されている、という論を展開されているのを知って、なんだかなぁ、と思いました。
ヴィクトリア時代の文学は、そうした時代を背景にしており、そこを「今」と同じ価値判断基準で、指摘(弾劾)しても、何にも生産的なもの(あるいは批評的な議論)は生まれない気がするのですが・・・。
それじゃ、なんでもアリになっちゃうんじゃないの?というのが感想です。
長谷川町子さんは、かなり批評性をもった作家だと思っています。「サザエさん」、「いじわるばあさん」を漫画で小さい頃からよく読んでいましたが、視線の鋭さのようなものをとてもよく感じます。
彼女自身、働き、家計を支えたいわゆる「キャリアウーマン」の走りみたいな人です。
もちろん、そうした人も、時代から自由ではありません(ちょうど、私たちがそうであるように)。
アニメ版は、そうした批評性(ある種の毒)が消え、「時代」性が完全に消えていない。「中途半端」なものになってしまったのかなぁ、と思います。
個人的には、時代性をはっきとさせた上で、当時鋭いと感じられた「毒」も、そのまま、出したものをみてみたい、とも思うのですが。
でもそうすると、あまり視聴者には受け入れられないのかもしれません。
批評性が消えてしまうのは、他にも、「あんぱんまん」V「アンパンマン」があります。原作本とはずいぶん違い、アニメのほうは、批評性が消えています(すごくシンプルな勧善懲悪の物語になっています)。
本とテレビというメディアの違いというものが関係するのかもしれません。このへん、私のまわりでは、結構いろんな人が研究対象として調べています。
なんだか、的外れなコメントですみません。
長文、大変失礼いたしました。
以前から悪評はあったんですねぇ。知りませんでした。とはいえ、これだけ長期間続いてる番組なんやから、未だに理想的な家族と思ってみてる人もいるということでもあるんですよね(うちのおばばのように)。いつまでこの調子で続くのか、違う意味で楽しみになってきます。
N291さま
私も長谷川町子自身は尊敬してます。とはいっても昔の朝ドラのイメージが強いけど…
良妻賢母的な舟さんとは違って、サザエさんは新しい主婦像だったんだろうし(当時の目でみれば)、マス夫さんも厳格な父ではなく、優しいパパで、夫婦関係も新しいものだったんだろうし。
漫画とアニメ、対象としてる読者が違うといろいろ問題もでてくるんだろうけど、今の世の中を反映させたサザエさんというのをますます見たくなります。
今度いろいろ教えてちょうだいね。