HAVE A NICE SHAVE

クラシックシェービングと男性スキンケアのノート

覚え書き

2021-05-22 16:04:12 | ヒゲソリ雑記

不定期で更新しているこのブログ
気がつけば1年近く放置してました
前回もコロナの真っ只中でしたが、今でも収まるどころか私の住む習志野は更に悪化しているようにも見えます。
そろそろ本気で移住を考えています。

 そんな訳で前回に引き続き断捨離続行中。なるべく身軽にして引っ越しの際の大荷物を回避しようと、シェービング関係は最低限の品揃えで頑張ってます。

・ソープは使い切らないうちは新しいのを買わない。
・ホルダーは新しいのを買うとしたらどれか処分する。

自分で縛りを作ってやっています。

 幸いなのかどうなのか、ブラシ、ホルダー共に前回と同じです。
読者の諸氏、見栄えが少ないブログで申し訳ない。

 なので今回は長期使用しているホルダーについて書いてみます。

【Gillette SuperSpeed フレアチップ】

 4,5年ほど前にEbayで購入したもの。表記はJ3なので1964年製。
フレアチップはホルダー下部のヘッド開閉部分がノーマル色か赤い塗装がされているかでノーマル、アグレッシブのクラス分けがされている。私の所有しているのはノーマルモデル。
ビンテージモデルに興味を持ち、GilletteTachとFatboyと共に購入。結局二つは手放したが、これは非常に気に入ったので手元に残った。そのうち状態が良いものを探してもう一つくらい在庫しておきたい。

 使い始めは何ということの無いノーマル調子のホルダーだった。
 特にウェイトが重いということもなく、小ぶり。65gで全長82mm
 それでも替刃ではっきり表情を変えるので判りやすく、理由が不明ながら「なんとなく」使いやすく感じたので常用していた。
 使い始めて2年位したある時、いきなりトップクラスで扱いやすくなった。
 恐らく、長く使っていたため、「身体が覚えた」のではないかと思っている。
 不思議な事に、同時に他のホルダーも妙に使いやすく感じるようになった。

 海外ブログを見ていると、このフレアチップというのはスイートスポットが狭いらしい。
 加えて、軽い部類のホルダー。普通に考えると扱いにくい部類なのかもしれない。
 では何故、最初からなんとなく使いやすいと感じたのかははっきり申し上げてわからない。

 ただ、これ以降、ホルダーに対しての価値観が激変した。
 マイルドホルダーならば、歪んでさえいなければ別にどんなホルダーでも良くなった。
 替刃も、私が常用してるGillette7o'click(Yellow)は海外の評価で1ヶ月位使えるという評価をする人が居たが、私の場合は3,4日で交換していた。ヒゲが濃いほうなのでソレが理由だと思っていた。
 ところがこれ以降、10日くらい使用できるようになった。いや、意識的にその辺りで交換しているので、
実際はそれ以上使用できる筈だ。

 自分の剃り方を振り返ると、ホルダーの重量に依存した剃り方では無くなった気がする。
 ひっかくような、引きずるような、そんな剃り方に変わっている。
 それと、見にくい位置にあるにもかかわらず、刃の位置が正確にわかるようになったので、剃り残しが無くなった。もうこれは「身体が覚えた」と言うしかない。
 私は自分が器用だとは思っていない。なので道具も使いこなすには時間がかかると思ってなるべく同じものを使い続けることにしている。石の上にも三年ではないが、遂に自分もこのホルダーを使いこなせるようになったのでは無いかと妙な達成感を感じた。
 その後何故か、他のホルダーでも同じように妙に剃りやすくなった。今ではホルダーがアグレッシブだとか、
マイルドだとか、あまり気にならなくなった。替刃の切り替えで十分対応できるのもあるかもしれない。

 恐らく、SuperSpeedだけがそういったホルダーでは無いと思う。私もそのあたり全く偶然、これを使用していたのだから。だがひとつ言えるのは、数回使用しただけでホルダーの良し悪しを判断するのは時期尚早かもしれないと言うことだ。
 総金属製のホルダーなのだから、その機能を使い倒してこそ真価が視えるのかもしれない。それを私に教えてくれたこのホルダーが1964年に生まれ。最終的に私の手元にある。これまで大切に扱ってくれた先輩方とこのモデルには深い尊敬を感じる次第である。
 
 



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