ウェネトさまの館

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ポール・ケアホルム展(パナソニック汐留美術館)

2024年09月10日 19時52分10秒 | 展覧会・美術関連

パナソニック汐留美術館「ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム」を観たのでございます。
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/24/240629/
(後半の一部のみ写真撮影可)

デンマークの家具デザイナー、ケアホルムの、日本の美術館初の本格的な展覧会。
織田憲嗣氏のコレクションを中心に、家具や関連資料など約130件が展示されておりまする。

構成は以下の通り。気になった作品などもリスト順に。

【Ⅰ.ORIGINS:木工と工業デザインの出会い】
ケアホルムの原点と足跡を、代表的作品と年譜や写真など資料で紹介。

《エレメントチェア(PK 25)》1951年
スチールのフレームに細いロープ(?)を張った椅子。
図面も展示されておりまする。

《PK 24》1965年
ステンレスのフレームに籐を編んだシートのラウンジチェア。
体に合わせたような曲線、座ると足が高くなる形で、足のむくみも取れそうじゃ。

【Ⅱ.DESIGNS:1951-1980 家具の建築家】
メインの章で、初期から晩年までの家具(主に椅子)約50点が、真っ黒な空間にずら~り浮かび上がっておりまする。写真撮影不可が残念。

片っ端から座ってもいいですかぁぁ?(ダメです)
解説の音声が頭上から降ってきてビックリしたぞよ。

《PK 26》1956年
壁に取付けるタイプで、脚のないハンギングソファ。
革張りで、緩いV字の角度が座り心地良さげじゃ。

《PK 12》1962年
スチールパイプのフレーム×籐のダイニングチェア。
曲線のデザインと、背もたれのフレームに籐が巻かれているのも可愛い。

【Ⅲ.EXPERIENCES:愛され続ける名作】
家具の図面や関連写真などの資料なども紹介。一部写真撮影可。

《PK 80》1957年
黒い革張りの、シンプル極まりない長椅子。
ここでお昼寝していいですかぁぁ?(ダメです)

ここから先は写真撮影OKじゃよ。

《Relevant Object 旧喜多邸、京都》2024年


 
《PK 22》1957年


 
《PK 101》1956年/《PK 54》1963年
吊るす蝋燭立て、可愛いのぅ。テーブルは大理石じゃよ。


 
《PK 111》
オレゴンパインのパーテーション。


 
【Rouault Gallery:名作椅子で味わうルオー・コレクション】
写真撮影可。
ケアホルムの椅子5点に座りながら、ジョルジュ・ルオーの作品3点を観られるのじゃ。

他に来館者がいらっしゃったので全体は撮れんかったが、こんな感じ。

5点の椅子はこちら。全部に座ってみたぞよ。

《PK 0》1952年


 
《PK 4》1952年


 
《PK 22》1956年


 
《PK 15》1979-80年


 
《PK 9》1960年


 
ルオーの3点はこちら。

《飾りの花》1947年


 
《キリストとの親しき集い》1952年


 
《クマエの巫女》1947年


 
北欧家具に疎く、ケアホルムも名前しか知らんかったゆえ、興味深うござりました。
5点じゃが、実際に椅子に座れたのも良かったしの。

会期は9月16日まで。

さて、この美術館へ来たからには、斜め向かいの建物のYATSUDOKIで甘いものを食べねば。

しぼりたてモンブランソフトをお願いいたしまする~。

ここではこればかり食べておるが、ソフトクリームにモンブランペーストはやはり美味しいのぅ。
おかわりを持ってまいれ~!