昨日は、2つのギャラリーを観たのでございます。
まずは、ギャラリー・フェイス トゥ フェイス「林 明日美 展 on the new Planet 新しい惑星にて」
https://www.facetoface2000.com/next2/
(写真撮影は許可を得ておりまする)
「新しい惑星にて」なるタイトルは、作家の現在の心境が投影されているそうで、新作を中心に30点以上のメゾチント作品が展示されておりまする。
会場はこんな感じ。
ミニ額以外はアクリルは外して展示してあり、はっきり観る事ができるのも嬉しゅうござります。
メゾチントは、アクリルに光が反射しておると観づらいからのぅ。
林明日美の作品大好きで10年近く前から観ておるが、最近の作風の変化がまたとても好みでワクワクじゃ。
特に驚いたのがグレーのグラデーションで、更に柔らかく明るくなった事。
まずは新作の中から8点を、観た順に載せまする。
8点全て、銅版画メゾチント技法。2024年
《2階のネックレス店》135×95㎜ インチ額 ed.20
入ってすぐお出迎えしてくれる作品。緻密でふわふわな羽毛も、4つもつけたネックレスも、上から目線な感じもたいそう好み。
《On the small mantelpiece》110×190㎜ 八つ切額 ed.20
写真が不鮮明じゃが、マトリョーシカのような人形(?)の胴体に宇宙が。
《Candle night》80×110㎜ インチ額 ed.20
先月、別のギャラリーのグループ展で観てお気に入りだった作品。
その時はアクリルの反射で撮影も失敗したゆえ、また観る事ができて嬉しゅうござります。
《This is my opinion.》145×115㎜ 八つ切額 ed.20
カタツムリの質感凄いのぅ。文字が書かれたリボンのような旗もお気に入り。
《midnight tea time》145×145㎜ 30角額 ed.20
この写真ではよう分からぬが、グレーの柔らかい光と影で、画面が淡く発光しているようじゃった。
《Birds conversation》250×195㎜ 四つ切額 ed.20
本展のメインビジュアル。
《Shadow picture show “Tell me the truth”》165×197㎜ 太子額 ed.20
影絵の作品は他にも数点ございます。
《Time to enjoy coffee》100×97㎜ 20角額 ed.30
林作品によく登場するお魚が、カップの中にも。
銅版画の道具と原版も展示されておりまする。
最近「目立て」に使うベルソー(一番右の道具)の粗さを荒い番手に変えた事で、作品の表情が変わったんだそうな。
上の原版は旧作で、刷った作品はこちら。
《早朝の音に聞く》銅版画メゾチント技法・雁皮刷り 170×125㎜ 太子額 2011年 ed.60
ミニアチュール作品は全て、2021~2023年の旧作。銅版画メゾチント技法
2点をば。
《Good night》
《落ちつく所》
たいそう観応えあり、じっくり堪能いたしました。
会期は10月27日まで。
その後は、ねじまき雲「金井一郎 個展 火雲」を再訪したのでございます。
初日にお迎えしたボックス作品を受け取りに行ったのじゃが、作品は大幅に入れ替わり、また楽しめたぞよ。
初日のブログに追記したので、ご興味ある方は観てね↓
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/b9d8910ef22735b7add371acfca461a1
さて、ギャラリーを回る前のランチは、新将棋会館のカフェ、棋の音に初潜入しましたのじゃ。
10月1日にグランドオープンしたてホヤホヤで、綺麗な蘭がいくつも飾られておりまする。
カフェはそれほど広くはありませぬが、窓が大きく明るい雰囲気じゃ。
ドリンクと、フードメニューはカレー4種とスイーツ4種。
2種「相掛かり」カレーや、「大盤」勝つカレーも気になるが・・・
甘口ウサギちゃんカレーと、固めのクラシックプリンをお願いいたしまする~。
共食いになってしまうが、ウサギちゃん可愛い~。
タコさんウインナーと、旗が立った唐揚げも付いておる。
カレーは辛さ皆無で、小さなお子ちゃまでも食べられるお味。
プリンはしっかり固くて嬉しいぞよ。
わたくしが行った時間帯は空いておったし、穴場やも知れぬ。