一昨日は、3つのギャラリーを回ったのでございます。
3つとも、たいそう好みな展覧会じゃった。
3つとも、たいそう好みな展覧会じゃった。
坂上アキ子は、大好きな作家なのじゃ。
今回は、主に惑星をテーマにした緻密で美しい鉛筆画が15点。
特にお気に入りだったのが、《Queen of Sheba:L》と《Queen of Sheba:R》の2点。
目を閉じたシバの女王で、左向きの横顔と右向きの横顔の2点が対のようになっており、どちらも美しゅうござります。
《Saturns》もツボでありました。
会期は9月15日まで。
その後は恵比寿の2つのギャラリーへ。
今井昌代、宇野亞喜良、大月雄二郎、桑原弘明、合田ノブヨ、菅野まり子、田中麻記子、野中ユリ、林海象、ヒグチユウコ、松本裕子、まりの・るうにい、山下陽子の13名、大好きな作家ばかりでございます。
照明を落としたほの暗い展示室に、エトワール(星)をテーマにした作品たちが、小さなスポットライトに照らされて浮かび上がっておるのも素敵じゃ。
どの作品も好みでござりますが、特にお気に入りを作家名50音順で。
・桑原弘明
ミニスコープ《さて、消え去りぬ》は、懐中電灯で上の小穴を照らすと、極小の部屋に彗星が飛び込み、下の小穴を照らすと、椅子の下の水溜まりに宇宙が。
もう1点、小さいガラスドームの《天空色》は、本物の文鳥の卵の中に、生まれたての土星が輝くのでございます。
・合田ノブヨ
テラリウムのようなガラスに入ったコラージュ《星を呼ぶ魔法》と《星を摘んで》の2点、どちらも本展1番のお気に入り。
夢のように美しく、長いこと交互に見とれたのでございます。
・ヒグチユウコ
「星の王子さま」をテーマにした緻密なペン画3点。
・松本裕子
小さな木彫の女性の上半身とガラスドームの中に綿毛の《昼の星座》
もう1点のガラスのモビールも素敵でありました。
・まりの・るうにい
入口のポスターにも使われているパステル画《ツァラの住んでいた街》と、その絵と同じ形のブリキと真鍮のオブジェ。
オブジェに光を当てると、壁に街の影が浮かび上がるのじゃ。
・山下陽子
たくさん展示された作品、どれも好みでございます。
特に《夢の形成》6点は、それぞれ形の違う極小の箱(これも自作)の中に小さな世界が広がっており、虫眼鏡をお借りしてじっくり観ましたのじゃ。
一部しか挙げませんでしたが、素晴らしい作品と空間を楽しんだのでございます。
会期は9月16日まで。
巖谷國士、桑原弘明、恒松正敏、松島智里、四谷シモンの5名。
こちらも素晴らしい作品揃いですが、特にお気に入り3点を作家名50音順で。
・桑原弘明
《夜を紡ぐ》は、ガラスドームの中に木と池と白い羊?(あまりに小さくて乱視の目ではようわからぬほどじゃ)
下の小穴を懐中電灯で照らすと、水面に星空が広がりまする。
・松島智里
コラージュ作品3点、どれも幻想的でお気に入りですが、特に青い世界で蝶の羽根のバレリーナが舞う《天空バレエ》にうっとり。
・四谷シモン
《人形の手》は本展のDMにも使われたオブジェ。
著書「人形作家」 (中公文庫) も限定販売されておりまして、何とカラーの直筆イラスト入り。
描かれた少女がそれぞれ違っていて、お気に入りの子を選ぶ事ができまする。
会期は9月16日まで。
3つの展覧会、全部再訪したいものよのぅ。
さて、スイーツもハシゴでございます。
画廊珈琲ザロフへは、開廊時間よりかなり前に初台に着いてしもうたので、ココスに初潜入。
まるまるマスカットのご褒美パルフェを持ってまいれ~!
甘いシャインマスカットが11粒も入っておるぞよ。
バニラアイス、葡萄シャーベット、カスタードクリーム、マスカットゼリー、ナタデココなども入っちょる。
ファミレスパフェ、侮れませぬのぅ。
なれどこれだけでは物足りず、恵比寿に着いた途端にたいやきひいらぎへ。
ここの鯛焼きは、パリパリの皮の中に、きちんと甘い粒あんがみっしり入っており、都内の鯛焼きでは一番好きなのじゃ。
たいやきソフトを所望じゃ~!
焼きたて熱々の鯛焼きがソフトクリームにダイブするお気に入りのスイーツで、毎年期間限定なのでございます。
9月中は確実に食べられるゆえ(10月もやるかは未定との事)、召し上がりたい方はお早めにの。