ウェネトさまの館

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建物公開2024 あかり、ともるとき(東京都庭園美術館)

2024年10月27日 21時00分00秒 | 展覧会・美術関連

前回のブログの続きでございます。

この日の午前中は、東京都庭園美術館「建物公開2024 あかり、ともるとき」を観ましたのじゃ。
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/240914-1110_lookingatarchitecture/
(写真撮影可)

大好きな庭園美術館、旧朝香宮邸の建物公開は毎年楽しみなのでございます。

今年は、旧朝香宮邸の照明というツボなテーマで、各室の照明に関する解説、資料や、同時代のランプ類など展示。

宮邸時代の家具や調度を用いた再現展示もございます。
ザルブラ社の壁紙と再現も、当時の室内の様子がわかって嬉しいのじゃ。

本館の窓のカーテンは開けてあり、明るい光も入ってまいります。
夕方頃に行けば、室内の照明がより魅力的に見えるやも知れぬ。

嬉しい事に写真撮影OKでたくさん撮ったからの、観た順にどんどん載せますぞ。
まずは本館1階じゃ。

【正面玄関】


 
【第一応接室】
ここは玄関の左手から覗くだけじゃよ。
テーブルの上の照明のミニチュア可愛いのぅ。


 
【大広間】
アンリ・ラパンのデザインの天井灯は、40個の電球が配置。
安楽椅子とテーブルは、1920~30年代のもの。


 
【小客室】

《テーブル・ランプ》レイモン・シュブ


 
【大客室】
シャンデリアは、ルネ・ラリック《ブカレスト》

《テーブル・ランプ》ドーム

大客室から【次室】の香水塔も見えまする。


 
【大食堂】
シャンデリアは、ルネ・ラリック《パイナップルとざくろ》

テーブルセッティング。メニューは、ルネ・ラリック《ぶどう(シャスラ)(マスカット)》


 
【喫煙室】
こちら側には、アール・デコのポスターや、アンリ・ラパンの花瓶など。

《ルレ》エドゥアール・ベネディクトゥス


 
お2階へ進むぞよ。
【第一階段】

【二階広間】
左に見える油彩は、アンリ・ラパン《サント=ヴィクトワール山麓 二人の子どものいるプロヴァンス地方の風景》
右の照明は、エドガー・ブラント(スタンド)、シュナイダー兄弟(傘)《フロア・ランプ》


 
【若宮寝室】

《若宮寝室壁紙 テッコー 737-50》ザルブラ社


 
【合の間】
秘密基地めいたお部屋も照明も大好きなのじゃ。
1920-30年代のクローゼットも素敵。


 
【若宮居間】
この色ガラスを使った照明も好み。

《若宮居間壁紙 テッコー RA27D》ザルブラ社


 
【書庫】
まんまる照明。


 
【書斎】
この写真ではわからぬが、テオドール・マドセン《ペンギン》や、ルネ・ラリック《花瓶 インコ》など飾られておりまする。


 
【殿下居間】

ウォルター・ロタンの《キリン》可愛い。この家具は復刻版。

《テキスタイル「メトロポリス」》エドゥアール・ベネディクトゥス


 
【殿下寝室】

《電灯式燭台 三つ枝のロワトレ》ルネ・ラリック
鉛筆によるデザイン画も一緒に展示されておりました(撮影は失敗)

《殿下寝室壁紙 テッコー 757-9》ザルブラ社


 
【第一浴室】


 
【妃殿下寝室】
可愛い布シェードの照明は、上下に移動可能なのじゃ。
左に見えるパステル画は、マニュエル兄弟《朝香宮鳩彦王妃允子肖像》

《妃殿下寝室壁紙 テッコー RA35B》ザルブラ社

《ブレスレット》バンスラン
1924年のもの。ダイヤみっしりキラキラ~。


 
【ベランダ】
照明は、大小の四角錐を組み合わせたデザイン。


 
【妃殿下居間】
5つの球が連なった照明もお気に入り。
暖炉の上にはラリックの花瓶《オラン》、棚の中には可愛いウサギさんのボンボニエールなども展示。

《妃殿下居間壁紙 テッコー 31380》ザルブラ社


 
【北側ベランダ(北の間)】
手前の台は「旧朝香宮邸 あかりマップ」


 
姫宮寝室前の廊下のお気に入り照明。
5色の色ガラスで、天井に色の影も映りまする。


 
【姫宮寝室】
照明のシェードはガラスではなく蝋石で、光が柔らか。

《コーヒー・セット》アンヌ=マリー・フォンテーヌ(絵付け)、セーヴル製陶所(製造)


 
【姫宮居間】
照明は、開いた傘を逆さにしたような構造じゃ。

サーモンピンクの暖炉の上には、ジャン=バティスト・ゴーヴネ《テーブル・ランプ ゴーヴネNo.14 A》
椅子のデザインはアンドレ・グルー、 絵はマリー・ローランサンじゃよ。


 
第二階段で3階まで上がりまする。
【ウインターガーデン】
ここは窓が大きく明るいゆえ、照明今回初めて認識したぞよ。
直径65㎝もある乳白色の照明じゃ。


 
そして再び1階へ。
【小食堂】
他のお部屋とは雰囲気が異なる和な照明もお気に入り。


 
ささ、お次は新館へまいるぞよ。
【新館 ギャラリー1】
おお~、新館も素敵じゃ。

入口に展示のアンリ・ラパンの《ペンダント・ライト》は、下に鏡も設置されて模様もはっきり見えるのじゃが、写真は映り込みが激しすぎて載せられず(涙)

《茸型金箔封入ランプ》ドーム


 
《シャンデリア》《テーブル》《肘掛け椅子》レイモン・シュブ


 
《ヴァリアシオン》エドゥアール・ベネディクトゥス


 
《ノルマンディー案内ガイドブック》


 
テーブル・ランプ《ノルマンディー》ルネ・ラリック


 
《四季》マックス・アングラン


 
ランプじゃランプじゃ。

《マーガレット文ランプ》ガレ

《テーブル・ランプ》ドーム

《花畑文ランプ》ガブリエル・アルジー=ルソー


 
《Le luminaire》エディション・ダール・シャルル・モロー
1925年のアール・デコ博覧会で発表された照明器具や装飾の図案がずら~り。


 
こちらにはパフュームランプや常夜灯。

《パフューム・ランプ》ロブジェ社

《バラ文ヴェイユーズ(常夜灯)》ガブリエル・アルジー=ルソー


 
映像作品もございます(撮影は不可)
《pilgrim》さわひらき
2022年の「旅と想像/創造」展で、本館の大食堂で観た7分23分の映像。
いらっしゃる方はこちらもお見逃しなく。

観終わって新館のカフェで、「合の間」の照明をイメージしたスイーツを食べようと思うたら、満席のうえ順番待ちで断念。
そういえば前回もそうで、次は最初にカフェに行こうと思うたのに、すっかり忘れておったわ(涙)

本館も新館もたいそう素敵で楽しゅうござりました。
13点のあかりが紹介された、素敵ミニフォトブックも頂けまする。

会期は11月10日まで。ご興味ある方はぜひ。
わたくしが行った時は空いておったが、あまり混み出さぬうちにお早めにの。
わたくしも、できれば夕暮れ頃に再訪したいものよのぅ・・・

★おまけ話
サーティワンのクレープ+アイス、好きなのじゃ。
今回は、生キャラメルクラッシュアーモンド&アイスクリーム。
アイスは2個選べまして、スウィートポテマロパンプキンとティーオーレにしてみた。

しっかり甘くて美味しいぞよ~。
おかわりを持ってまいれ~!

★吉報
結弦くんの単独ツアー、 ICE STORY 第3弾『Echoes of Life』埼玉公演、公式HP先行で3日間とも第7希望までしっかり埋めて申込んだら、1日だけ第6希望のお席がご用意されましたぁぁぁ!!(号泣)

またも天井席じゃが、生で演技を拝めればどのお席でもありがたいのじゃ。うるうる

しかし、落選した2日間も欲が出て、一般抽選もエントリー。
しかも強気で、当たった席より良いお席で第5希望まで埋めてみた。

当たりますように当たりますように!
特に初日は結弦くんの誕生日なのじゃ。なにとぞなにとぞ~!