ウェネトさまの館

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出久根育 原画展 チェコの猫と暮らし十二カ月(教文館ナルニア国)

2023年10月01日 20時44分27秒 | 展覧会・美術関連

引き続き、前回のブログの続きでございます。

銀座三越の後は、教文館 9F ナルニア国「出久根育 原画展 チェコの猫と暮らし十二カ月」を観ましたのじゃ。
https://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/archives/info/出久根育-原画展-チェコの猫と暮らし十二カ月
(エレベーターホールのみ写真撮影可)

8月に「出久根育『ぼくのサビンカ』絵本原画展」を観たばかりじゃが、また新たな原画を観られて嬉しゅうござります。

展示室には、『チェコの十二ヵ月 おとぎの国に暮らす』(理論社)と、『チェコの猫の12ヶ月カレンダー2024』(オレンジページ)の原画、合わせて24点。
その他、ケースの中にも15点と、展示室外の壁に、カレンダーには採用されなかった4点もございます。

今回も写真撮影不可なのが残念じゃが、気になった作品を数点ずつ挙げまする。

★『チェコの十二カ月 おとぎの国に暮らす』原画11点
理論社から出版されたエッセイ集の原画。
チェコの年中行事や暮らしが描かれておりまする。

《扉絵》
三つ編みで繋がった3人の女の子が可愛い。

《ぱにぽうとの魔女》4月30日
等身大の魔女の人形を焼いて、厄を祓う行事の様子がおとぎ話チック。
春の訪れを祝う村人や犬やニワトリたちの中に、ネコ人間や馬人間もおる。

《銀河鉄道のネトリツェ》夏の夜
三日月の森、行き先不明の列車や、空に向かう人々やウサギやツバメが青い色調で幻想的に描かれ、ツボじゃ。

★『チェコの猫の12ヶ月カレンダー2024』13点
作家がチェコで共に暮らす2匹の猫(サビンカ、マクルカ)と、これまでに出会った猫たちが、生き生きと描かれておりまする。

《4月 コノウル》
蝶と戯れてくねる姿が可愛い。

《5月 サビンカ》
庭の植物に手を出すサビンカ。

《7月 シュムドラ》
ねずみのぬいぐるみを両手に抱えた、グレーのしましま猫。

《9月 ポン》
2羽のカササギを気にする茶トラ。チェコはカササギが身近にいるのかのぅ。

《10月 マクルカ》
2月で子猫だったマクルカが、大人になって再登場。

《12月 ドラ》
赤いリボンがお洒落な黒ネコ。

中央のケースに展示の15点のうち8点は、「出久根育さんの愛猫サビンカ8態」で、赤いリボンをつけたサビンカ可愛い。

展示室外の壁の、カレンダーに採用されなかった原画4点も可愛く、採用されたものと観比べたりしたのじゃった。

素敵な原画展でありました。
『チェコの十二ヵ月 おとぎの国に暮らす』はまだ読んでおらぬゆえ、今夜これから読みまする。楽しみ~♪

会期は10月29日まで。

エレベーターの扉は、“誕生60周年記念「ぐりとぐら祭り」”で可愛いのじゃった。

この後に観た個展の話は、またまた後日。