ウェネトさまの館

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「アートフェア東京2019」(東京国際フォーラム)

2019年03月10日 06時51分17秒 | 展覧会・美術関連

一昨日は、東京国際フォーラム「アートフェア東京2019」を観たのでございます。
https://artfairtokyo.com/
(写真撮影は許可を得ておりまする) 

毎年恒例のアートフェア東京、現代アートから古美術まで様々な作品が観られて楽しいゆえ、毎年行っておるのじゃ。
今年は国内外のギャラリー、プロジェクツなど、合わせて160軒の出展。

ささ、まずは地下2階のホールEからまいるぞよ。


 

お気に入り作品色々ございましたが、絵画は額のアクリルが反射して、写真を載せられぬ作品が多いのが残念じゃ。
現代作家の作品のお気に入りの一部を、作家名50音順で。

・漆原夏樹
《ある世界の肖像》194×130.3㎝


 

・河本真里
《水辺の木》30号円窓


 

鳥の部分アップ。


 

・クララ・クリスタローヴァ
《振り返る》115×29×30㎝ 施釉陶器


 

・顧洛水
《花の時Ⅱ》41×31.8㎝ 麻紙、鹿膠、墨、岩絵具、顔彩、銀箔


 

・サガキケイタ
2017年のアートフェア東京で初めて観て仰天した作家。

《観見の二つあり、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、近き所を遠く見る》103×72.8㎝ ネオシルクスクリーン
遠くから観ると、1964年東京オリンピックのポスターじゃが、


 

近寄って観ると、ひょえ~!となるのじゃ。


 

ムンクの《マドンナ》をテーマにした作品も載せたかったのじゃが、撮影失敗してしもうた。 

・佐々木怜央
初めて観たガラス作家。ダンボールで型を取っておるのだそうな。

《幻想動物「Dragon」》
わたくしの故郷の古代エジプトチックなのと、どことなくユーモラスなのがお気に入り。


 

両目に瞳が2つずつあるゆえ、正面から観ても目が合うぞよ。


 

・澁澤星
(上)《夢が落ちてくる》27.3×27.3㎝ 岩絵の具、紙
(下)《Anniversary》27.3×27.3㎝ 岩絵の具、金箔、コンテ、紙


 

・髙橋賢悟
2017年、三井記念美術館「驚異の超絶技巧!」で初めて作品を観て驚愕した作家。
本物の花を型取りして、アルミニウムを流し込む技法とか。

《flower funeral -goat-》17×29×37㎝ アルミニウム
在廊なさっていた作家ご本人が、この作品に込めた思いを丁寧に説明してくださり感激。


 

・田中英生
(上)《Flower &flower》40×90㎝
(下)《Flower &flower 2》40×90㎝


 

・陳鏡田(チャン・ケンテイ)
初めて観た作家。どの作品も美しくて好みじゃが、特にお気に入り2点をば。

《銅雀深春》60.5×50㎝×2 金箋、墨、岩絵具


 

《別浦縈迴之一》70×50㎝ 紙本、墨、岩絵具


 

・野口哲哉
哀愁漂うおじさん武士のシリーズは、独特のユーモアがあってツボなのじゃ。

《騎乗昇空図》アクリル、パネル


 

《ONE'S SOME LIE》ミクストメディア


 

《small sleep》ミクストメディア
サイズの記載はないけど、ちっちゃい武士。お疲れのようじゃのぅ。


 

・平松佳和
《プチデビル》ミクストメディア
目ヂカラに引き込まれたぞよ。


 

・フィービー
《多様性Ⅱ(仮題)》117×67㎝ 真鍮箔、墨、胡粉、顔料、綿布、木製パネル


 

・笛田亜希
《トラジロウ(ツシマヤマネコ)》53×53㎝ キャンバス、油彩、岩絵具
この写真ではよう分からぬが、削って描いた毛並みの質感が凄い。


 

・松本潮里
大好きな作家なのじゃ。
《Eternally》91×91㎝ 油彩、アクリル、キャンバス


 

・三宅一樹
遠目で金属かと思いきや木彫作品で、どの作品もたいそう好み。
特にお気に入りの2点。一木造りなのも凄うございます。

《HOLY CAT - 猫盤》桂一木彫、銀箔・金箔


 

《HOLY CAT - 聖猫高脚杯》榧一木彫、銅箔・金箔


 

・山本真澄
《鈴の音》38×45.5㎝ 麻紙、岩絵具、墨


 

・吉田泰一郎
《chrysanthemum》35×20×75㎝ 銅、リン青銅、銀メッキ
美しいワンコじゃ。「chrysanthemum」は「菊」の意味。


 

地下1階のロビーエリアは入場無料でございます。


 

が、時間がなくなってしまい、大好きな瀬戸優のブースしか観られなかったのが残念じゃった。

・瀬戸優
ライオンやオオカミやウサギなども素晴らしいのじゃが、特にミミズクが好きなのじゃ。
追視する玉眼も好き。

《水源 -アフリカワシミミズク-》35×12×18㎝ テラコッタ、彩色、玉眼


 

《水源 -ワシミミズク-》15×10×10㎝ テラコッタ、彩色、玉眼


 

地下2階のホールEのほうも最後は駆け足になり、観逃した作品もあったやも知れぬが、今年も様々な作品が観られて楽しゅうござりました。

しかし、数年前は確か2500円くらいだった当日券がだんだん値上がりし、今年は5000円に上がったのはどういう訳じゃろか。
入場料の事だけでなく、ちと思うところもあり、来年はどうしようかのぅ・・・

会期は本日、3月10日まででございます。 

一昨日2つの展覧会を再々訪した話も、それぞれちょこっと追記いたしました。
「ヒグチユウコ展」は、少なくともあと1回は観る所存。

★「ヒグチユウコ展」
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/275c89b5138b47aa24ffe85e5b6ccf3f

★「日本画5人展」
https://blog.goo.ne.jp/unut/e/bf31c437d413770a8a9824440d3b0bab