ウェネトさまの館

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ビスうさ・ウェネトと申します。
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「レイモン ドゥパルドン写真展」&「板東優 ポートレイトから始まる線の果て」

2017年09月21日 06時03分47秒 | 展覧会・美術関連

日記に書きそびれている展覧会の中から、銀座の2つのギャラリー話でございます。

まずは、シャネル・ネクサス・ホール「レイモン ドゥパルドン写真展 DEPARDON / TOKYO 1964-2016」
http://chanelnexushall.jp/program/2017/depardon/
(会場内写真撮影可)


写真に全く疎いわたくし、レイモン・ドゥパルドンのお名前すら知らなかったのですが、マグナム・フォトにも所属するフランスを代表する写真家で、映画監督でもあるのですと。

東京オリンピックの取材で初来日した1964年から、2016年のカラーによる撮り下ろしまで、ドゥパルドンが見た東京を3つの時代に分け、それぞれピンク、白、黒の壁で迷路のように展示。
さすがシャネル、毎度の事ながら会場デザインもオシャレよのぅ。


★1964


競技場の中だけでなく、オリンピックに沸き立つ東京を撮った写真もたくさんあり、興味深うござります。


もちろん競技場内のお写真も色々。


右端は、男子100mで当時世界タイ記録を出したボブ・ヘイズなのですと。


アベベ、お名前だけは知っておりますが、こんなお方だったのですな。


閉会式の皇太子昭仁親王と美智子妃。お若い。


★1985-2008


★2016


ウェネト的には、2016年のカラー作品より、1964年の作品がツボでありました。
会期は10月1日まで。

もうひとつは、ポーラ ミュージアム アネックス「板東優『ポートレイトから始まる線の果て』」
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html
(会場内写真撮影可)


板東優の作品を観るのは、たぶん今回初めてやも。
デッサンを中心に、立体作品4点も含め、25点の展示でございます。


パネルのご本人のお言葉。

「20代の頃、彫刻で空気を表現したい、
彫刻は空気だと答えを出した。

空気を表現するにあたり、手始めに線を描く。

生きた線を描く為に、ポートレイト、ヌード、生きた樹、自然を
ドローイングする、線の蓄積を試みる。

その結果、一本の凝縮された線で描ければ、
私には、生きた塊となり、彫刻に等しくなる。」

木炭で描かれた方々。


《空気のかたまり》は、鳥の子紙に墨汁、ガラスペン。


石膏の彫刻《佇むLyn》の後ろに見える《空気の風景》は、特殊麻紙に墨、ガラスペン。


ブロンズの《midori》


こちらの会期も10月1日まで。


シャネルネクサスホールとポーラミュージアムアネックスは歩いてすぐゆえ、ご興味ある方はハシゴなさりませ。

銀座のかような展覧会話などは、また後日・・・たぶん