ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

今津景 タナ・アイル(東京オペラシティアートギャラリー)

2025年01月18日 20時25分00秒 | 展覧会・美術関連

このところパソコンの調子が悪すぎてブログ書くのが遅くなってしもうたが、3日前の午後の事でございます。

東京オペラシティ アートギャラリー「今津景 Kei Imazu タナ・アイル Tanah Air」を観ましたのじゃ。
https://www.operacity.jp/ag/exh282/
(写真撮影可)

インドネシア語で「Tanah」は「土」、「Air」は「水」で、Tanah Airは「故郷」

今津景の作品を観るのは初めてじゃが、インドネシア在住で、インドネシアをテーマにした作品を制作していると知り、興味津々だったのでございます。
お供のEも以前はインドネシアによく行っており、老後は住みたいとも思うておったしのぅ。

本展は、絵画、立体、インスタレーションなど67件の展示。
展示風景と作品の一部を、だいたい観た順に載せまする。

★最初の空間

《Anda Disini》2024 油彩、キャンバス

《Bandoengsche Kininefabriek》2024 ミクストメディア


 
次の空間に向かう通路には、小さい作品が4点ゆったりと展示されておりまする。


 
★2番目の空間

《Last Universal Common Ancestor》2022 油彩、キャンバス

この人と鳥のようなオブジェは、
左《Homo Floresiensis》2024 樹脂、ポリウレタン塗装、油彩、鉄
右《Leptoptilos Robustus》2024 ABS樹脂、ポリウレタン塗装、油彩、鉄


 
★3番目の空間

《When Facing the Mud(Response of Shrimp Farmers in Sidoarjo)》2022 油彩、アクリル、泥、UVプリント、キャンバス

《A BOY Tending His Net》2022 油彩、カッティングボード
25×16㎝の小さい作品。他にもこのくらいの小さい作品が並んでおりまする。


 
★4番目の空間
手前側。

《Madako(魔ダコ)》2023 油彩、プリント生地

《WEWE》2022 油彩、キャンバス


 
奥の広い空間に入る前に、門がございます。
ここから先は、出品リストに書かれた「ハイヌウェレ」なる神話を読んでから観たほうが断然楽しいですぞ。

《SATENE's Gate,Patalima & Patasiwa sculptures》2023 鉄、油彩、アクリル


 
奥の空間はこんな感じ。

《Memories of the Land/Body》2020 油彩、キャンバス

《Hainuwele》2023 油彩、ジュート

《under the mango tree》2023 油彩、キャンバス

《RIB》2021 油彩、キャンバス

《Waving Strata》2023 油彩・ポリウレタン・コーティングされたプリント生地

《Lungs》2024 ABS樹脂、ポリウレタン塗装、油彩

《Colon》2024 ABS樹脂、ポリウレタン塗装

《Hand bone》2024 ABS樹脂、ポリウレタン塗装

《Pregnant Figure》2024 ABS樹脂、ポリウレタン塗装、油彩

《Skull of Homo Floresiensis》2023 ABS樹脂、ポリウレタン塗装


 
★最後の空間
何と、廊下がチタム川と化しており、魚がずら~り。
チタム川は「世界一汚染された川」なる異名を持つそうな。

《LOST Fish》2021 油彩、再利用した木材


 
《Tropical Stamp》2024 油彩、キャンバス


 
インドネシアの環境汚染や生態系、歴史や神話などをテーマにした作品の数々、たいそう観応えござりました。
会期は3月23日まで。ご興味ある方はぜひ。

上のフロアで同時開催の「収蔵品展」と「project N」も観たのでございます。

「紙の上の芸術 収蔵品展082 寺田コレクションより」
https://www.operacity.jp/ag/exh/detail.php?id=308

「project N 97 福本健一郎」
https://www.operacity.jp/ag/exh/detail.php?id=309

どちらも観応えあったのじゃが、続けて書くとブログが終わらぬゆえ、後日書けたら書きまする。

さて、オペラシティに着いたのは午後1時頃じゃったからの、展覧会の前に53階の 松阪牛 よし田でランチを食べたのじゃ。

この時間じゃから売切れメニューもございますが、行列ナシですんなり入れた上、初めてカウンター席じゃないお部屋へ案内されたぞよ。

展望のお部屋は満席じゃが、こちらも広くて、4名用丸テーブルの席にひとりで座れて嬉しゅうござります。カウンター席は狭いからのぅ。
おっとぉ、アップライトピアノがある。弾いてもいいですかぁぁ?(ダメです)

今回も黒毛和牛ステーキ丼を所望じゃ~。

お肉が柔らかくて美味しいし、これで税込1300円はありがたい事でござります。