ベスト・セラー、図書館でもなかなか手に入らなかった”聞く力”。お友達のOさんからお借りしクリニックの待ち時間3時間半で読んでしまった。阿川佐和子らしい茶化した(御本人は真剣かも)雰囲気が全面に溢れているインタビュアーの極意。私たちは友達と話す時、相手の話を引き出さなければならない…などと言う使命はないから、相手が気が済むよう話をさせてあげて、それを心から聴いてあげて(私もそうして欲しいから)怒ったり悲しんだり笑ったりしてお互いにキャッチボールをする。これが楽しい。だから”相槌”はとても重要であることが解る。眼があらぬ方を向いてフンフンではね。話題を出すと必ず「知ってる」と応える人がいる。こんな人とは話したくなくなるし、これでは話の発展はなくなりますよね。相手が次に何を言おうとしているかを察して、相手のテンポに合わせる事も大事なこと…改めて心に刻んだ。