これも麻布十番のビストロ・カマツダの今が旬の白アスパラガスのムースです。ホワイト・アスパラガスとホタテのとろっとしたムースと薄いジェリーの幕のミルフィーユ仕立てになっています。アスパラガスの微妙な味と香りを生かしていながら、ほんのりホタテの味もする。大変な気を配らなければ出来ない繊細な味だとつくづく思った。次女夫婦はグルメです。
次女たちがやって来て快気祝いをしてくれた。入院中彼らはハード面でのサポートを何くれとなく面倒を見てくれ助かったものです。ヴィンテージと言われる2008年物のシャンパンと麻布十番の"La Charcuterie Kamatsuda"(Bistro Kamatsuda)のフレンチの前菜やテリーヌを買ってきてくれた。いつもお店の前を通り美味しそうだと見ていたが高そう…と。モエ・シャンドンのピンク・シャンパンは病み上がりの身体にスッと沁みこんだ。どれも優しいが数々の香辛料を使い上品な奥深いフレンチです。筍の香辛料炒め(珍しいですね)はバジルは解ったが後のスパイスは見当がつかないくらい、今までに無いスパイシーさ。芽キャベツと貝の和え物にケイパーとピンクペッパーとの香りは一段と口の中で美しく広がる。生白アスパラガスのテリーヌやパテもしつこくなく塩気も控えめ、全て手間暇かけての一品です。体調は思わしくなかったけれど次女たちの励ましと珍しいFoods で楽しいひと時だった。気になっていた庭も少しすっきり…感謝感激!
まだまだ”全快”では無いけれど手術をしてやっと三ヶ月、先日の診察ではチタンのボルトもしっかりついているし、移植した自分の骨も成長してきて順調と主治医は言ってくださった。そこで心を寄せて下さった方々にけじめとして”快気祝い”をお送りした。”アパレイユ”と言い田舎のケーキ屋さんのものですが、立派で見事で夫が探してきて何時しか我が家の大好物になりました。夫は仕事でS市へ出かけた時は何時もお土産に買ってきてティータイムを楽しんだものです。ラスベリー・ジャムのミルフィーユの軟らかめのバウンドケーキを大きなアーモンド生地の風呂敷で包んであるみたい。ラスベリーの酸味とアーモンドのパリパリの甘さがとても良くマッチして、赤いリボンが贈り主の気持を表しているのも気に入っています。しんどい時心を寄せて下さった皆さん本当に嬉しかった、有難う。