
もう何回も観た映画ですが、いつも何か考えさせられる。デンマークからコーヒー栽培に野心を燃やしケニヤにやって来た女性の話です。ロバート・レッドフォードの優しさに満ちた甘い顔にいつも”うっとり”し癒される。最後はマサイ族の土地はマサイのものとすべてを捨てて帰国する…と言う事になる。カレン(メリル・ストリープ)とデニス(ロバート・レッドフォード)が恋に落ちそうで、しかし成就しない。デニスは”何も縛られないで生きていきたい”と言う信念を持っている。原作はアイザック・ディネーセンの”Out of Africa”で、映画が初演された時日本語に訳された”アフリカの日々”を読んで感激したが”マサイの土地はマサイ族のもの”には当たり前のこと。今でもこうした事により戦争が起こり難民が増えるのですから。二人の恋が非常に冷静でデニスの飛行機事故で終わる…悲しくて、寂しくて虚しくて心は満たされないが…。