1915年オスマン帝国が150万のアルメニア人を虐殺した史実に、アルメニア人の医学生やアメリカのジャーナリストとアルメニアの女性の恋を挟んで切なくも、壮絶な物語。ナチスのホロコースト以前にこれほど大規模な民族抹殺があった事は衝撃的で私は知らなかった。第一次世界大戦と共にアルメニア人の弾圧はさらに強まった。20世紀の歴史の闇に埋没しトルコはこれを認めていない…と言う。ひっそりとBS民放で放映されたが、こうした映画を”蟄居”を強いられている今、もっと観たいし知りたいと強く思った。最後はフランス部隊が救助の手を差しのべる。 2011年イスラエルへ行った時アルメニアレストランでアルメニア料理を食べた事がある。人参やジャガイモ、アスパラ、野菜がメインで鶏の唐揚げにケチャップ・ライスのワン・プレート。人参の丸ごとがスパイシーで甘くて美味しかった。アルメニアはローマ帝国領内で最初にキリスト教を国教とすることを認められたそうです。知らなかったことを知る…充実感を覚えます。
