奇縁まんだら・続

かつて瀬戸内寂聴の「奇縁まんだら」を読んでとても面白かった。先日「奇縁まんだら・続」が出たので飛び付いた。正編は彼女が好奇心旺盛な女子大時代に出会った島崎藤村や、作家になろうと決めた駆け出し時代、ファンレターを出した事から始まった三島由紀夫との交流など、若い瀬戸内晴美の眼からの眺めはキラキラ輝いていて読む方もドキドキ、錚々たる文豪との出会いは刺激的で実に面白かった。
しかし続編は彼女が女流文学賞や谷崎潤一郎賞を得て、流行作家として飛ぶ鳥落とす勢いの中での出会い、新鮮さがないからこちらに伝わるものもトーンダウン。
正編では感じなかった横尾忠則の絵が続編ではアンディ・ウォーフォル張りでいいなあと言う事に気付いた。

マンゴー

見事に熟したマンゴーを頂いた。友達のＫさん、いつもお心遣いをして下さりハートのお皿に載せたい…私の思いです。マンゴーは私の大好きな果物の筆頭です。立派な沖縄産。数年前、東京の千疋屋でステーキの付け合せにバターソティしたマンゴーを食べた。マンゴーの甘酸っぱさがお肉に合い、またバターソティが美味しくて驚きました。それから時々安い東南アジア産を買ってお料理に使っていました。今夜は勿論デザートで頂きます！

ライジング・サン

友達がお花を持って来て下さった。ひまわりの一種でライジング・サンと言うらしい。濃い黄色、見たとたん元気がわっと湧き出てくる感じ。ライジング・サン、いい名前です。

トマト、初収穫！

完熟まで我慢しました。フルーツ・トマトです。小さな房ですが雨が続き実に割れ目が入ってしまった。残念…でも種は少なく果肉は厚く味は濃いし香りもいい。（イタリアで食べたシシリー産のトマトの味の濃さの二歩手前位かな）なにしろ新鮮ですものね。

キッチン・ガーデン

キッチン・ガーデンなんて大袈裟ですが、フルーツ・トマトが見事です。雨に濡れたトマトの青さが何と綺麗なのでしょう、胸に沁みます。こんな野菜の美しさ、キッチン・ガーデンならではの発見です。友達が畑の隅にこぼれて出た苗を二本下さった。完熟の一房ももうすぐ食卓に登場です。

鰯料理

友達とよく駅前のイタリアンレストランに行きます。オーナー兼シェフが独自に工夫した美味しいイタリア料理がリーズナブルな値段で食べられる。大好きなお店。何回か鰯のフライを食べた。鰯のフライなんて…お惣菜と思うでしょ？でも彼の腕にかかると立派なイタリアンになるのです。
一度自分で作ってみたいと思っていました。素材は安く手に入りますよね。塩コショウをしてフライにする下準備は同じ、しかし塩コショウの時ガーリックパウダーを充分振ります。（特にマコーミックのガーリック・パウダーが美味しい）そして揚げ油はヴァージン・オリーブ・オイル。ガーリック・パウダーとヴァージン・オリーブ・オイル、この二つの条件が必須です。お惣菜がお洒落なイタリアンに変身。オリーブ・オイルの香りがよくって…。角皿はポルトガルから。ポルトガルも鰯はよく食べますね。鰯の摘入も作って和洋折衷。