母の日の夫からのプレゼント(…と思っています)薔薇です。直径13cmもあり部屋中に甘い香りが漂っています。”パパメイアン”と言い深いビロウドの臙脂色です。由緒ある京成バラ園から30年前に購入しました。樹は少々劣ろいてきたが、背丈は私の倍ある。がんばって面倒を見ています。
母の日プレゼントが届きました。いつも娘二人が考えて贈ってくれます。今年は卓球を始めたのでその道具です。コスチュームはどうする?と聞いて来ましたが、ばあさんが今更コスチュームまで着飾ってもと…遠慮しました。カードは孫娘の手作り、たくさんのビーズでハートを飾り、中にHappy Mother's Dayと書いてあります。娘二人のコメントが身に沁みて嬉しかった。有難う。
わが庭もムスカリに始まり、フリージャ、チューリップが終わり、すずらんとなりました。急に暖かくなり三日ほどで終わってしまいそう。次は数本のバラがスタンバイしています。2月の剪定が効を奏し、一枝に一つの大きな蕾がついています。いずれお目にかけますね。
井上靖の自伝小説「わが母の記、花の下・月の光・雪の面~」が原作の映画です。幼少期、両親と離れて一人伊豆で育てられた事が長い間わだかまり、母親の認知症に向き合った時、初めて深い愛を知った。今更言うまでもないが樹木希林は素晴らしい女優です。伊豆の自然の美しさや、沼津、御殿場とマイ・テリトリーのオンパレード、この環境に住む幸せを改めて感じた。当地の言葉遣いや振る舞い全てが理解でき笑えたが、人は行き着くところは皆同じ…それは”愛”。最後は涙が溢れ仕方がなかった。監督は一昨年、N大の”アメリカ文化概論”で映画の鑑賞方法を教えて頂いた原田眞人先生。こんな凄い先生とは知らなかった。学問的に映画を観るには…と少々難しいが貴重な講義であった。
孫息子が近くの養殖場で虹鱒を釣ってきた。連休のさなか釣り人が多く、虹鱒も飽きてなかなか食いつかないと養殖場の人が言っていたそうですが、30cm余りのものが4匹も釣れて、喜んで帰って来ました。結構脂があり塩焼きにした後、お酒と牡蠣醤油でからいりしました。きれいな優しい味の自家製フレークの出来上がり!
孫たちの熱望で”ちびまる子ちゃんランド”なる所へ立ち寄りました。作者さくらももこは私の学校の後輩。彼女のアニメには地方言葉や慣習がたくさん出て来て思わず笑ってしまう。娘たちの子供の頃を彷彿とさせるシーンがいっぱい、懐かしい~。
本殿の上部、奥まった所に家康の廟があります。「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し、急ぐべからず。不自由を常と思へば不足なし。……勝つ事ばかり知りて負くる事を知らざれば害其の身に至る。…」これは家康の遺訓です。良い事言っています。”人はただ身の程を知れ草の葉の露も重きは落つるものかな”の歌も遺しています。
此処、久能山東照宮は我が青春時代、学校の遠足の地でした。半世紀振りかしら、娘一家に誘われ訪ねました。確か海岸から1159段もの石段を登って頂上の薄汚れた神社でおにぎりを食べた記憶がある。今や国宝や重要文化財に指定され立派になりびっくり。徳川家康は1616年75歳で駿府城にて薨去、この久能の地に葬ることを遺したのです。二代将軍秀忠(お江の夫、向井 理ですねアッハハハ)により造られた。社殿は日光東照宮より19年も前に造られたそうですから、規模は小さいが日光に勝るとも劣らない歴史があります。