昨日、予期しない所から宅急便が届いた。既に母の日のプレゼントは早くにパソコンを貰ってしまったし…と思いながらよく見たら娘の名前があった。連休に遊びに来て帰ったばかりなのにと不思議に思って開けて見たらグレン・プリンスと言うブランドの大判スカーフが出てきた。ひと月前、”エトロ”のカシミヤの大判スカーフを失くして悲しんでいた私。娘は”エトロ”は買ってあげられないけどと探してくれたのです。グレイの濃淡で絹とウールの混紡、シックなスカーフです。手触りはエトロと変わらない。グレン・プリンスはイギリスの正統派ブランドで、織り、染め、柄とすべてをイギリスの伝統的な製法で作っていると書いてある。知らなかったけれどスコットランドの渓谷をグレンというからそこにルーツはあるのかも。嬉しいけれど幾つになっても子供は子供、可哀想になってしまう親心です。Rちゃん本当に有難う。大いに気に入ったわよ。
連休前の写真です。今日はもう終わってしまっているが畳半畳ほどに今年も鈴蘭が咲きました。何時見ても可憐で上品な香り、緑と白の対比が清楚で美しい。毎年書いているやに思うが鈴蘭は英語ではlily of the valleyと言いますよね。バルザックの”谷間のゆり”は青年が恋した伯爵夫人を例えて言っているが鈴蘭でなく百合の事らしい。”谷間のゆり”はドイツすずらんの異称と広辞苑には載っていて、ごく普通の鈴蘭はヨーロッパ原産のドイツすずらんだそうですからややこしい。しかし谷間に住むゆりのような伯爵夫人に恋焦がれる…となると”ゆり”でいいのかとも思うが I'm getting confused. 鈴蘭はゆり科だそうですから同じと言う事か。
我が家は娘二人なのですが、孫に男の子が生まれ吊るし五月人形を堂々と飾ることが出来るようになった。彼もこの春高校生になりました。鯉のぼりの背で戯れている童子やミニ緋鯉、菖蒲、柏餅もあります。秀吉の出世ひょうたんなどもあり面白いですね。すべて絹の古布で作りました。夜なべにチクチク、エナジーがありました。
ロマンがありそうなタイトルに引かれ、図書館の大勢の予約者につながり忘れた頃に順番がやって来た。とても違和感のある文体で入り込めなく夢中になれなかった。登場人物の書込みも浅く誰が誰だか解らなくなる。文章は単純な言葉の羅列なのに構成をややこしくして…それほど猟奇的でもなかったし怖さも感じない。筆力がないから。絶えずこんな事はありえないと私の気持にブレーキがかかっていた。最後の辻褄あわせでも多くの無理があり冷めてしまう。何も残らないつまらない本。外国でも翻訳され数々の賞も受けている著者の作品はどうなのでしょうか。