お好み夜話-Ver2

病気の動物のように

金曜日、電車に乗って女子医大病院へ行った。

朝の通勤電車に乗るのは二ヶ月ぶりだろうか、幸いにも座席に座れてすんなり病院へ着けた。

採血して造影剤CTを受けるともうお昼、出たついでにかっぱ橋へ行こうと思っていたが、ちょっと疲れたので思い直した。

帰りの乗り換えで京成線に乗ることにしてアメ横を歩き、思いついて途中で出汁用の鰹節と乾燥椎茸を買った。

家に帰るとちょっとグッタリで横になり、2時間ほど寝た。

しかし少し疲れたものの特に体の不調は感じず、夕食を食べ風呂に入って寝た。


翌朝3時半、胸苦しさに目覚めると同時に腹の痛みに顔を顰めた。

膵臓、膵炎の痛み⁉️

息苦しさと腹の痛みで寝返りを打つのも辛く、ただうめいて悶々とするのみ。

前回痛んだ時から21日目、何がきっかけか、何が悪かったのかまったく思い当たることがない。

膵臓の嚢胞は膨れ上がり触れるだけでも痛いが、今回も七転八倒の激痛ではなく、苦しいながらも耐えられるほどのものが救い。


が、苦しんだ果てに眠りに落ち、朝の薬を飲む時間になっても起きてこないオヤジを心配して、かあちゃんが薬を持ってきて異変に気づいた。

もはや絶食して寝てるより手はないとわかっているから、そのまま放置。



生き物が病んだ時にはただ大人しく食べずにじっとしているだけという、何百万年も続いた対処法に頼るしかない昭和のオヤジ。

入院したとしても絶食して点滴しかない現代医学の限界をヒシヒシと感じているから、じっとして嵐が過ぎるのを待つよりなく、病院よりははるかに気が楽な自宅で放っておいてくれる環境に感謝しつつ、全ての予定をキャンセルしてただただ横になった。


一夜明けて、胸苦しさがなくなり、少しは寝起きが楽になった。

だがまったく食欲などあろうはずもなく、眠りも浅くウツラウツラで1日が過ぎた。


本日日曜日、背を丸めずに歩けるようになったが、相変わらず腹の膨らみは消えず、絶食続行。

こりゃCTの結果を待つまでもなく、ちっとも良くなっていないことがわかる。

ということは最終手段、ハラキリ⁉️

ああ嫌だ、こうなったらまるっきり予定が立たないし気力も萎む。

どうなっちまうのだろう?

どうすればいいのだろう?

わからない。

生きてゆけるのだろうか?

わからない・・・。

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コメント一覧

mogmas
ありがとうございます。
鬱陶しい痛みについつい弱気になってしまい、先のことがまるで決められない状況にまた病んでしまいます。
しかし考えてみたら、今までだって手探りで「目の前にはまだ道はなし」の人生でしたし、ここでくたばってたまるかと笑い飛ばそうとする自分もいます。
生きてみます。
今日まで、そして明日からも。
涙がでます、ありがとうございます。
生きてください
私の父と同世代、私の父も膵臓が悪さをしていて苦しんでいました。父と重ねて読んでいて大変恐縮ですが、どうか復活してください。どうか生きていてください。
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