お好み夜話-Ver2

サバの威厳

サバの親子が、横浜から(どちらかというと川崎よりの田舎だが、対外的に横浜と主張している)自転車でやって来た。

中学生の「小サバ」を、未だに小学生と偽り食べ放題の店に入るセコイ「親サバ」は、トレーニングと称し電車賃を浮かせるために、自転車で2時間以上かけてモグランポへやって来たのだった。

日に日に身体も態度も膨張し続けている親と違い、今どきの中学生の男子にしてはスレていない「小サバ」は、AKBにもオネーちゃんにも心動かされない純情ボーイで、酔っ払うとエセ関西弁の出てしまうただのエロ親父のことを「パパ」と呼んでいるいじらしい少年だ。

しかし感受性の強い年頃だから、「パパ」がヤカラなことも感づいていて、チクチクと子供ながらに主張をする。

それを「親サバ」は都合のいい否定をしながら親の威厳を保とうとするので、ストッキングをかぶったこそ泥みたいな姿や、戦隊イエローのマスクをかぶっていても、体型から間違えようのないどん尻の模様などをムービーで見せてやった。

4年前からこの有様


「親サバ」が子供に見せたくないあられもない姿の数々に、ケラケラと笑い転げる「小サバ」に、「パパ」は10月までに5㎏体重を落とさないとフルマラソンを完走できないから、どんなに食べ放題の店に行きたいと言っても従っちゃぁダメだぞと念を押した。

そして来年、中学生が参加できる5㎞か、10㎞の大会に親子で参加して、「パパ」に勝ったら好きなモノを買ってあげるという約束を取り付けた

フン、ここまで追い込めばさすがの「親サバ」も少しは身体を絞るかもしれない。

「奥川」ではなんとか生還できたが、「大阪マラソン」はそんなに甘くないぞ

AEDのお世話にならないよう、今から心しておくべし


まあどっちにしても、もうじきあっという間に「小サバ」も背が伸びていろんなところに毛も生えちゃって、奥の手の子供料金なんて通用しなくなるのサ

それでも、どうしても食べ放題を安くしたいというなら裏技がなくもない。

「親サバ」が「女サバ」に変身するのだ。

若干安い女性料金を謳っている大抵のお店では、女装=おネエの方は女性とされるようなのだ。

さいわい「親サバ」は、エセ関西弁同様エセおネエ言葉もできそうだし、化粧すればそんなオバサンはいくらでもいそうな気がする。

どうしても食べ放題を安くしたいのなら、それしか道はない。

だが、欲望に負けて「女サバ」で食べ放題に行くとなったら、その時は、すでに風前の灯の親の威厳は、完全に地に堕ちるばかりでなく、人間性も否定されるであろう。


さあどうする「親サバ」

親の威厳を取り戻すためには、ここで踏みとどまれ

フルマラソンが終わったら、そりゃ食道楽の大阪ぜよ

それまで、耐えろ

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