9月の最終日、「投げちゃん」が再び我が家に来てくれた。
9月9日の土曜日も彼女が来てくれたのに、具合が悪くなって爆睡していて会えなかったのだ。
あの時は「マミちゃん」のリクエストでお好み焼を焼いたのだが、なんだか仕込みの時から体調がイマイチで、とても起きてられなくて「ごめんね」と断って寝室へ引き上げてしまう不調法をした。
そんなだから当初考えていたお好み焼は半分も焼けずに不本意たったし心残り、それに加えて20年ほど使い続けていたホットプレートのプラグが異常に熱くなって、もはやこのまま使うのはとても危険な状態だとわかってしまったのも心が挫けた一因かもしれない。
「投げちゃん」がオヤジの体調を気づかってメールをくれたので、今度埋め合わせをするから食べたいものはあるかい? ときいたら「お好み焼」と言ってくれたので、30日の土曜日のお昼に予定した。
というわけで、20年もののホットプレートは廃棄することにして、新しいホットプレートを買いに行った。
今度は万全の体調でしっかり仕込みをして、心置きなく焼いてみようと思った。
前日に出汁をとり生地を作って寝かせ、当日の朝からキャベツを刻み麺を茹で、マヨネーズとソースを作った。
山芋をすっていれた生地にはキャベツの他にエノキを細かく刻んだものやつぶしたハンペン、メレンゲを焼くものに応じて入れるようにした。
先ずはミジンと千切りキャベツにメレンゲとエノキを入れたブタ玉、茹でたジャガイモにウインナーとチーズを入れたもの、数年ぶりに作る「モチ・明太・チーズ焼」の3枚を焼く。
続いてつぶしたハンペン入りのモダン焼と、
ブラックマッペじゃなくて緑豆モヤシと太麺の広島焼。
これが焼き上がったタイミングで「投げちゃん」が来て、一同食べる食べる、オヤジは汗びっしょりでタオルで鉢巻き。
換気扇とエアコンをつけていたが旧ホットプレートとと比べて熱量が段ちがい、鉄板の熱気をモロに顔にあびて汗が首筋をつたい落ちる。
どれも営業時のお好みとは生地の量も違えばキャベツの食感も違うが、よりふわっと食感に仕上がったと思う。
ただ広島焼はやはりブラックマッペと細麺の組み合わせの方が良かったと思うし、次回以降はしっかりと材料とソースの配分、仕上がりの見た目を決めていこう。
この他にもネギやキノコを使った薄焼も試してみたかったが、さすがにみんなもうお腹がいい感じになってきたので、〆のそばめしを2種類作ることにした。
先ずは定番のオイスターソースとオリジナルタレのそばめし。
これも2年ぶりくらいに作ったが、間違いない。
これも2年ぶりくらいに作ったが、間違いない。
続いてずっとやってみたかった「ブラックペッパーソース」のそばめし、これはしばらく前に昔からのレストランで食べた「エビのブラックペッパーソース炒め」の味に感動して、ソースを試行錯誤して真似てみたりしていたのだが、ある日これはそばめしや焼そばにも絶対合うに違いないと思っていたのだ。
しかし我が身の不調でまるで実行に移せないままこの日までお預けになっていた。
「投げちゃん」がお好み焼と言ってくれなかったらまたしばらく先延ばしになっていたかもしれず、これはひとえにムスメのおかげだと感謝するしかない🙏
で「ブラックペッパーソース」のそばめし、これはいい‼️
あと何回か試作して味を完成させれば、そばめしも二刀流でイケると確信した。
でもさすがにもうみんなお腹がいっぱいで残ったお好みは「投げちゃん」にテイクアウト、デザートも食べられないくらいパンパン、額に巻いていたタオルも汗で濡れそぼり、体が火照ってしょうがないのに冷えたビールも入らないくらい。
せっかく「投げちゃん」にいただいた「銀座若菜」のチーズの味噌漬けもお預けだ´д` ;
これはあとでワインかシャンパンかブランデーなんぞでいただきましょうかね、ありがとう「投げちゃん」。
3時ごろ「投げちゃん」が帰っていくらもしないうちに、ゴロンと寝転んだら一瞬で落ちた😴
そのまま夜の8時過ぎまで寝続けてしまったが、朝から仕込みで立ち続けて、鉄板の熱気に煽られたといってもこんな体たらくじゃとても本番ではやっていけないよ。
もっともっと体を慣らさなければ・・・。
また誰か、これをご覧になった我が家をご存知の方からお好み焼を食べたいというリクエストをいただければ、喜んで作らせていただきますよ。
いろいろな面でこのポンコツを鍛えていただきたくm(_ _)m