手づくりしてみた

「あっ、UFOだ」

 

かあちゃんが指差して言った。

 

起き抜けで頭が重い目で我が左腕を見れば、 なんだこりゃ⁉️

まあUFOに見えなくもないが、それよりも帽子・ハットの方が紳士的だのに・・・。

 

が、それにしても、昨夜風呂上がりにはなかったアザがたった一晩寝て起きたらできているっちゅうのはどういうことだ！(◎_◎;)

 

「メドロール」の量が半分になったとはいえ、結果が出るまでにはまだしばらくかかるだろうし、血が滲んだところはまだバンドエイドを剥がせないままだ。

 

毎日腕の違うところにアザができ続けているが、こうなりゃUFOだけでなくミッキーマウス型とかチューリップ型やハート型なんかができてくれりゃぁ女子ウケするかもしれんのにƪ(˘⌣˘)ʃ

 

まあ気分を変えて果物でも食べましょうよとかあちゃんが、

パイナップルみたいにキウイを切った。

朝っぱらから気分がすぐれないときは、何かを作ってリハビリキッチンするにかぎる。

 

 

情けないことに、まだ店で使っている小麦粉がたくさんあるのだ。

 

すでに消費期限は過ぎているが、暗所に保管して封も切っていないから時どき使っているが、味も使用感もまったくおかしくはない。

 

家で使う分にはなんの問題もなかろうが、大量消費しなけれゃちっとも減りゃしない。

 

ってことで昆布と鰹で出汁をとり、お好み焼の生地を作って一晩寝かせ、その一部の生地をアレンジしてタコ焼をつくりお昼はそれで済ませ、翌日のお昼にお好み焼とモダン焼と広島風を焼いて家族で食べた。

 

 

その数日後、今度は強力粉と合わせて餃子の皮を作った。

久しぶりだったのでなかなか生地を丸くのばせずさいしょは薄くのばして型抜きしたが、20枚くらい作っていくうちにだんだん丸く伸ばせるようになり予定通り40枚の皮ができた。

 

生地を寝かしているうちにキャベツとニラを刻んで、イカとエビも細かく刻み豚ひき肉と合わせて餃子の餡を作った。

 

で、その晩は餃子。

 

喰いたきゃ最低6枚は包めと小僧にハッパをかけ、家族3人でシコシコ餃子づくり。

我が家の餃子のタレは酢とラー油と、もう数年前から手作りしている醤油麹を合わせたもので、これがすごくハマるので店でやれればいいと思っているのだが・・・。

 

小僧とオヤジが風呂に入っているうちにかあちゃんが焼き係、今夜は茹でモヤシとともに食す浜松風❓であります。

間違いないd(￣ ￣) やはり手づくりは良いね。(ま、足づくりってのはあんまり聞いたことがないが)

 

 

それからまた数日して、今度はピザを手づくりしようと生地をつくった。

 

これまたずいぶん久しぶりだったので、ずいぶん前に買ったドライイーストがちょっと大丈夫ですかい?? って感じだったが、まあなんとかなるだろうと取りかかった。

 

ちょっと前に、イタリア人が家庭で作るミラノ風pizzaてやつをYouTubeでみて、以前作って失敗したところがはっきりわかったので、まあ粉はピザ用のやつじゃなくお好み用と強力粉だけどやってみたのだ。

 

生地をやさしくやさしく扱って休ませ、グルテンがしっかりでていい感じになった生地を3等分にして丸くしてタッパに入れて冷蔵庫で寝かせて低温発酵をさせた。

 

で翌日、タッパの中でプゥッと膨れて、早く焼いておくれよぉ〜って感じになっていた生地を取り出しこれまたやさしくやさしく丸くのばしていき、耳の部分を潰さないようにして20センチくらいに丸くした。

 

ほんとはもう少し大きくしたかったが我が家にピザ窯があるわけじゃなし、フライパンとガステーブルのグリルで焼くのでこのサイズじゃなきゃダメなのだ。

 

温めたプライパンに生地を入れ、カットトマトを手で潰して塩とほんの少しのトマトケチャップでつくったピザソースをぬり、玉ねぎとエリンギとパブリカ、ポークソーセージとモッツァレラをのせてオリーブオイルをふりかけフタをして強火で5分ほど。

 

あらかじめ余熱をしていたグリルにフライパンで底面だけ焼いた生地を移し、今度は表面を焼く。

 

おっ、いい感じじゃないの👍

イタリア人からはオイオイオイと言われちまうかもしれないが、耳の部分(コルニチョーネ)もしっかりカリッと焼けて中はフワッと空気の層でふくれて、これはこれでベタな日本人には美味ですぞ。

 

小僧にはやく切って寄こせとばかりに催促され、8枚切りした1枚を立ち食いしながら次の生地を焼き、こりゃたまらんと缶ビールをプシュッと( ^ ^ )/■

 

しかしこのピザの作り方は良いとわかったので、次回はイタリアの粉「カプート」で作ってみようと思った。

 

 

最近はまったく夜に外食するなんてことはなくなってしまったが、元気であればなんでも手づくりしてリハビリすることが苦ではないし、今度はウドンやソーメンも手づくりしてせっせと粉の在庫を減らそうと思うのだが・・・。