お好み夜話-Ver2

もみもみ家族にもまれ過ぎた夜(第28夜 2005-10-24 15:27)

  
人様に身体を揉んでもらうということが、なんだか申し訳なく、そんな身分ではない、と長らく思っていました。

温泉のあとのマッサージチェアにはよく座っても、部屋にマッサージに来てもらったことは一度もありませんでした。
だからマッサージデビューはつい最近なのです。

以前モグランポでアルバイトをしてくれていた「エリカちゃん」のパパが、ご近所で治療院を開業してくれたのを幸い、寄る年波と不摂生がたたり、目からくる首筋の痛みが、ついに頭痛を引き起こし、どうしようもない状態になったとき、救いの手を差し伸べてもらいました。

そのあまりの気持ちよさに、涎を垂らさんばかりにトロトロになったにもかかわらず、喉元過ぎればなんとやらで、すぐに治療を怠けてしまい、ふたたび石のような背中に逆戻り、再びほうほうの体で治療にすがる愚かなオヤジなのです。
「Cちゃん」からは“人の話のコシをもむなっ ! ”とよくいわれるオヤジですが、やはりプロの技で揉んでもらうのは最高です。

美少女の「エリカちゃん」の両親だけに、パパもママもスラッと背が高く、若々しく、とても明るい人たちなのです。
先日の土曜日の夜、そんなもみもみ家族が店に来てくれて、「Cちゃん」夫婦も乱入、大盛り上がりのカウンターは、居酒屋と化してしまったのです。
「エリカママ」は声も通るし、よくしゃべり、よく笑う。
そこに、数秒黙っていると消耗し衰弱してしまう、しゃべりの申し子「Cちゃん」が加わると、まあ賑やか。

セレブを自称する「エリカママ」の“ありえねぇ~”はじけぶりや、オヤジを秒殺できるゴッドハンドの持ち主の「エリカババ」の“弱っわっち~い”立場や、超天然リアクションで笑殺する「エリカちゃん」、おバカな大人たちの話を黙殺する唯一冷静な弟くん。
それぞれ家族の持ち味を垣間見れた夜でした。

しかし、この上りきったテンションは、第1ラウンドで終わろうはずがなかったのです。
普段だったらもうお眠な「Cちゃん」の「スチャラか旦那」も、「もう客なんかこないから、店を閉めちゃえ」とお調子に乗り、第2ラウンドをやる気満々のなでありました。
    
    

  目線を隠してもバレバレ。 WANTEDな人々。

こちらの面々が、異様なテンションのまま第2ラウンドへなだれ込んだ先は、「Cちゃん」夫婦御用達のスナック。

“ニコニコしている時は酔っぱらっている時”というママさんがニコニコ出迎えてくれて、宴はさらにヒートアップしていきました。

さあいよいよ
「アタシだってアイドルになりたかったでショー」
の開幕でございます。

盛りは過ぎたが気は若い、歌うは「マシンガントーク・Cちゃん」と「ボコるなら顔だけはやめて-エリカママ」のゴールデンコンビ。
キューティハニーからピンクレディへ、踊るは歌うは、はしゃぎまくる、明日をも知れぬ大人たち。
さすがのオヤジも、このノリにタジタジ。
恐ろしいお姉様たちでございます・・・。

さてさて、楽しい時は見る間に過ぎて、お開きの時間がやってまいりました。
そこで一瞬明日の我が身を思い(もう本日なんですが・・・)、ため息なんぞ漏らそうものなら、そりゃまだまだ甘いし、青い・・・なんちゃって。

本当はもうちょっと飲みが足りないオヤジでありますが、もみもみ家族にもまれ過ぎた感もあります。
「エリカママ」のテンションはそれでも60%ほどしか出ていないと聞き、恐ろしさに震えながらも、全解放した姿を恐いもの見たさで見たいとも思ったのでした。


近頃20kgほどの脂身を脱ぎ捨てたためか、すっかり肩も腰も凝らなくなってしまい、「もみもみパパ」の治療院へはご無沙汰しています。
「エリカちゃん」は幸せな結婚をして奥様になり、姉妹のような美貌の「エリカママ」は相変わらずのテンション上げ上げでスリムなままですが、「もみもみパパ」はちょっとオナカがぷっくらして、「へなちょこ」という呼び名を甘受しているようです。

どちらの旦那様も肩身が狭いやねぇ・・・

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