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お好み夜話-Ver2

大見仏記

今から12年前の「牛久シティマラソン」の頃から行ってみたかったのだ。

(2011年1月ウルトRUN in 牛久シティマラソン』20012年1月『ハシレンジャー in USHIKU』2013年『間一髪 牛久シティマラソン😰』 参照)

だけど一緒に走った連中の望みはひたすら呑み喰いだったから、わざわさマラソン会場のある「ひたち野牛久駅」から一駅戻ってさらにバスに乗って大仏を見に行こうなんて気になるわけもなく、バスに乗らず駅から歩いて行ける「シャトーカミヤ」で酒池肉林でいい気持ちちゃんになったのだ。

だからそれ以来十数年も大仏にお目にかかることはなく、いつかは行ってみたいなぁと思っていたのだ。

あ、別にこのオヤジが信心深いなんてことはまったくなく、大仏好きとか仏教美術に造詣が深いなどということもなく、ただただ常軌を逸したでっかいものを見てみたかっただけだ。

だってさ、高さ120メートルっていったら初代ゴジラやウルトラマンをも凌駕して、シンやらハリウッドのGよりもデカいんだから、そりゃ特撮好きは見るに値するわな(^◇^)

というわけで、常磐線1本で行けることだしヒョロっと行ってみた。

 

快速電車は取手駅停まりの乗り換えで、その先へ行く電車を待つために降りて待つ。

取手に来たのも9年ぶりで、腎臓のクリニックへ蓄尿を持って通っていた時以来。

 

さらにその先へ電車で行くのは、「牛久シティマラソン」と自己ベストをかろうじて出した「かすみがうらマラソン」以来だ。 

(2012年4月『かすみがうらマラソン完走の感想』 参照)

牛久駅で下車して東口の2番バス乗り場で待つことしばし、続々と老若男女が集まってきた。

乗客の何人かは手前の牛久浄園か、その先のアウトレットで降りるのだろうと思っていたら、大半の乗客が牛久大仏で下車した。

牛久浄園に差し掛かった辺りの車窓に、ひときわ聳え立つ大仏の下半身が現れ、辺りにある送電鉄塔が小さく見え、特撮映画の中にいるみたいな錯覚にとらわれる。

脳裏に「伊福部昭」のゴジラマーチが流れる不信心者は、多くの乗客と共に降りて入場券売り場に並んだ。

ここでも障害者手帳の御利益で夫婦揃って割引入場、親鸞聖人のおかげですかなばったいでごわすm(._.)m

不信心者が入場するとパフォーマーが賑やかなマジックショーなどしていてすっかり印象はテーマパークで、ひょっとしたら寂れた田舎の遊園地❓なんて下衆の勘ぐりをしていたオヤジの予想を凌駕する賑わい。

送電鉄塔を見下ろす大仏さまのお姿。
顔でっかーい‼️

おおっ、キングギドラから見下ろされたらこんな感じ?

圧倒的!! どこの建設会社が作ったのだ??

靴を脱いでビニール袋に入れて持ち、見学者たちの後について胎内へ。
先ずは浄土の世界を観想する空間「光の世界」なのだが、小さな子供たちは「こわい」と泣き出してしまう。

エレベーターを待つ列に並びながら大仏の詳細、
完成までの写真、
まるで巨大ロボのような内部の鉄骨模型、

素敵なトラス構造、

などを見ながらエレベーターで85メートルの高さへ。

大仏正面の窓から見下ろした入り口までの参道。
84年のゴジラの目線からは霞ヶ浦はもちろん筑波山、東京スカイツリー、富士山も見渡せる。
ここには「仏舎利」も安置されていたり、釈尊の誕生からのパネル展示などがあり、回り階段で1階下に降りるとまたエレベーターを待つ行列とお土産売り場のお約束。
 
不信心者はお土産の誘惑を振り切りエレベーターで3階まで降りると、「蓮華蔵世界」という約3,400体の胎内仏に囲まれた空間に出る。

ここに仏様を納めたければSサイズ(不信心者め)10万円、Lサイズ(さらなる不信心者め!!)ん100万円お支払いすれば極楽に行けるやもしれん(つくづく不信心者め( *`ω´))
 
不信心者は仏様の功徳をありがたくお断りしてさらに1階下り、「知恩報徳の世界」という写経を行う空間にある二度目のお土産屋さんも振り切り、

大仏様の胎内から吐き出されたのでありました。

大仏様の足元にはお花畑が広がり、桜の時期には極楽浄土のような景色になるのでしょう。

ギネスとか日本一がお好きらしい、立派。
 
庭園の池には鯉がウヨウヨ、子供がエサをあげるとザバァっと飛沫をあげて餓鬼のように寄ってくる。

普段から飢えているのでしょうか、大きな鯉がエサを求めて岸に上がってくる勢いに子供たちはキャーッと逃げ出しました。
これはひょっとして殺生、なんて思ったりして・・・
 
大仏の次にこの鯉の勢いが凄いと感じてしまった不信心者でありました。
 
牛久大仏、一度は行って見ても良い、かも。

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