今月のわが家のカレンダーはまた医者の予定でびっしり埋まった。
オヤジは毎週、小僧は週末に診察が入り、かあちゃんは歩きすぎて「足底筋膜炎」とか「モートン病」とか整骨院で言われてサポーターをしていたり、医者の予定で家族の行動が決まる有様だった。
そんな5月最後の医者通い余丁町のクリニックへ行き、血中コレステロール値を下げる薬で咳が出まくりの現状を訴え、コレステロール値が上がる原因はストレスとか免疫抑制剤の影響じゃないかと担当医と話し合い薬の服用を止めることになった。
他の検査数値は問題なしだがやはり腎性貧血の注射を打たれ、「腎移植患者における貧血加療の現状および移植腎間質繊維化の評価と関連」という臨床研究に参加同意して検査を受けた。
こちらはまったく貧血という自覚がないが、「移植後貧血 PTA」は生命予後やQOL=Quality of lifeに影響を及ぼすので軽く考えてはいけないと思い知らされた。
まあ見た目は何事もなく元気そうでも、内部はやっぱりポンコツなのだ。
クリニックの帰りに初めて早稲田の方に歩いて行き、夏目坂通りを進んで早稲田駅を通り過ぎ馬場下町の交差点の近くにあるうどん屋に入ってお昼にした。
すぐ隣に早稲田大学の戸山キャンパスがあり店の中は90%以上が男女の学生、なんだかバツが悪い感じで学生と相席でうどんを啜り、耳をダンボにして周りの会話を聞けば、男の子の話しは理解できたが女の子の話しはチンプンカンプン、見ればヘソ出しミニスカの娘は普段はアイドルやってます的なルックスで、ますます場違いを感じてそそくさとうどんを啜って店を出た。
せっかくだから馬場下町の交差点の向かいにある「穴八幡宮」に入ってみた。
なんで「穴」なんだろうとずっと思っていたが、「八幡太郎義家」が東北鎮護の社として祀られた境内の山裾を切り開いたら「神穴」が出現したところから、江戸時代になって「穴八幡宮」と唱えられるようになったんだそうな。
ふーん、貧血や金欠はわかるが、神穴とはなんぞや❓
今は早稲田大学村の開発やら何やらで道路が拡張されたりビルが建っているが、それでも山だということがわかるなかなかな景観、静謐な境内。
子狛犬?を踏んづけている見事な大狛犬。
おおっ、玄武=ガメラVS柳星張=ギャオスじゃなくて、イリスかなぁ、見事な鳥居。
「穴八幡宮」を出て早大南門通りを進み、大隈記念講堂の前を通り抜けて都電荒川線の早稲田駅に出る。
このまま都電に乗ろうかとも思ったが、もったいないからもう少し歩くことにして面影橋の方へ歩いていくと、「甘泉園」という庭園を見つけて入ってみた。
ビルの谷間の穴場の庭園、良いです。
さらに歩いて行くと、
良いねぇ、この都電の景色。
ビルの谷間の穴場の庭園、良いです。
さらに歩いて行くと、
良いねぇ、この都電の景色。
むかしは車でよく通ったものだが、まさかジジイになって裏側を写真で撮るようになるとは🤣それにしてもグッときちゃう昭和の鉄骨とリベットの千歳橋。
けっきょく鬼子母神前まで歩いて都電に乗って帰路に着いた。
その翌日、文化放送で毎年告知があっても、一度も行ったことがなかった「岩本町・東神田ファミリーバザール」へ行ってみた。
秋葉原から歩いてすぐ、一画を車の通行止にしてまあすごい賑わい。
衣料品、バッグ、靴、お菓子などなどだが圧倒的に婦人服が多く、ブランド物が安いようでおばさんたちが群がって品定めしていた。
こちとら服もブランド品にも用がないから、一通り見て岩本町を後にして神田から日本橋方面へ歩いて行くと、
おおっ、千葉周作の玄武館道場跡地ではないか。
おおっ、千葉周作の玄武館道場跡地ではないか。
そうか、ここが神田お玉ヶ池かぁ。
なんとまあ物知らずな東京もんだ・・・などと中央通りに出て日本橋の福島県と富山県のアンテナショップに立ち寄ってイカニンジンや地ウイスキーをお買い上げ\(^^)/
そして日本橋の脇の路地を右に折れて、以前から気になっていたカレーの店へ。
外の看板にも、60年以上前から衆議院内で営まれている「国会カレー」とあり、歴代総理やら何やらが食べたと書いてあったので、国民の税金でどんな物を食ってるのかみてやろうと思ったのだ。
照度が落とされた店内には「ABBA」とか「マイケルジャクソン」とか「アースウインド&ファイヤー」とかが流れていてバーレストランな雰囲気、気さくなインド人ウエイターがにこやかに注文をとりにきた。
三種のカレーとナンのセットの焼きたてナンは絶品、カレーは中辛にしたがどれも旨かったしお値段もリーズナブル、これなら衆議院内でもナマステ🙏は頷けるか。
帰りも中央通りを上野まで歩くかとも考えたが、三越前でうまい具合に都バスが来たので乗って帰った。
この2日間で19.6㎞、よく歩いた。