![](http://ecx.images-amazon.com/images/I/411-yC7rJBL._SL160_.jpg)
著者は糖尿病の専門医で「AGE」のスペシャリストだ。
「AGE」とは「Advanced Glycation End-products」の頭文字をとったもので、「終末糖化産物」と訳される。
で、この「AGE」が老化を加速させ、心臓病、脳卒中を招く動脈硬化、がん、骨粗鬆症、認知症、肌のシミ、シワなどのさまざまな悪影響を身体に及ぼすということが近年わかってきたのだそうな。
本の帯には「焼いたものを食べるな ! 」なんて、お好み焼屋のオヤジが憤慨するような文言や、「AGEは老化を招く人類最大の敵 ! 」という大それた文句が踊り、キワモノみたいな目で見てしまいがちだが、中身はいたってマトモ。
専門医の説得力ある文章であれよあれよという間に、半日で読めてしまう。
飽食をほしいままにしている一見「健康」な30代から40代は必読。
これまで何十冊ものカラダ本を読んだポンコツオヤジがウンウンと納得して、やはりそうだったのかと強く思いを新たにする良書だ。
糖尿病ではないポンコツオヤジがこの本で思いを新たにしたのは、「AGE」が起こす合併症のひとつに糖尿病腎症というのがあり、これが悪化して透析を受けた患者の5年生存率は60%以下 !! という恐ろしい現実を知ったからだ。
じいさんの悪しき遺伝子を絶対に活性化させないためにも、今後も「AGE」を減らす食生活と生活習慣を実行し続けなくてはならないのだ。
嗚呼、それなのにそれなのに、人は「毒」が大好きだ。
こんなポンコツオヤジの身の上が解っているクセに、かあちゃんは時々嬉々として「毒」を食らうのだ。
天草へ行った際の航空券の控えで、某ハンバーガーチェーンのフライドポテトを無料で4つも貰ってきた。
オヤジは日本へ初めて来た某ハンバーガーチェーンの銀座の第1号店で食べて「ウマイ !! 」と洗脳されてしまった第1世代だから、この「毒」がウマイのを十分知っている。
が、それを知った上であえてこのフライドポテトは、最強の「毒」だと言い切る。
なんせ腐らない食べ物に変化しているのだから、白雪姫の毒リンゴほど即効性はないにしても、身体が出来ていない子供たちがうれしそうに食べるのを見ると心が痛む。
食品の「AGE」含有量がダントツに多いのはまさにこのフライドポテトなわけで、なんと茹でたジャガイモの89倍もの「毒」が増殖されてしまうのである。
それをかあちゃんは、毒を食らわば皿までのごとく、ケチャップまでつけて食っちゃうのだ。
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嗚呼、悪魔の晩餐、地獄の饗宴
だが、知らないことは恐ろしい。
この本を読む前の日に、ステキな手作りのフランクフルトソーセージを久しぶりに口にしてしまったのである。
元々「毒」が大好きなオヤジは、ソーセージとかウインナーとかお肉の加工品が超好きなのだ。
その記憶が時々頭をもたげて、どうにも食べたくなってしまう。
ちなみに焼いたフランクフルトの「AGE」含有量はフライドポテトの6倍強
某ハンバーガーチェーンのハンバーガよりもメチャメチャ「毒」だ。
食っちゃったものはもうしょうがない、歩いたり走ったり筋トレしたりして血糖値を下げるしかない。
そして医者や栄養士の言うままに、脂質や糖質をいっぱい執っちゃったら、あっという間にあの世行きだ。
通いの医者なんかの言いなりになっちゃダメだ、素直に言うことを聞いていたら殺されてしまいかねない。
はやく専門医に見てもらわなければ・・・・。
甘いもの大好きなお嬢さんたちも、これからは用心しなけりゃヤバイよヤバイよ~。
化粧品メーカーだってこの頃は「AGE」にすごく注目して製品をつくっているみたいだし、マスコミとかおバカなタレントに踊らされちゃ痛い目見るよ。
しょせん、ポンコツオヤジの忠告だけどサ