35㎞ぐらいまでは作戦が成功しているように感じたが、しょせん今年GOGO祭りの何の取り柄も将来性もないテキトウでドスケベなクソオヤジなのだろう、脚つり記録を5㎞先延ばししただけで、38㎞で左足の腿の内側がピクピクッとしてつった
これまでずっと歩かず立ち止まらずきたのに、つんのめりそうになって立ち止まってしまった。
雑誌「ランナーズ」に脚つり対策として、安全ピンの先でツンツンとシゲキを与えると回復するとあったが、あいにくゼッケン留めは安全ピンではなく、トンがってる気持ちすら萎えてしまって、こぶしで腿を叩くぐらいしか対処のしようがない。
センターラインに寄ってストレッチをして、呼吸を整え走りだすが、すぐに脚は硬直してしまう。
汗がどっと吹き出し、呼吸が乱れるが、焦らない、焦らない、とはいえ、自分のヘタった姿をデジカメでムービー録画するほどの余裕もない。
沿道の応援にも応えられず、ハイタッチもノーサンキュー。
もうタイムなんてどうでもいい、ただひたすら前をゆくのみ。
走っては立ち止まり、ストレッチをして前に進むが、今度は右のふくらはぎがピクピクッとのたうち、転びそうになってしまう。
今出川通の折り返しを過ぎ、京都大学の方へ向かう。
あの沿道にはひときわ大きな黄色い歓声をあげている女の子たちがいたことを、ヘバッていも行きにしっかり確認していた。
あの娘たちの前をヘタレ顔で素通りなどできるものか にっこり笑ってハイタッチするために脚と気持ちに活を入れてペースを上げる。
あれ京都大学前なのに、女子大生じゃなくて女子高生みたいだぞ。
黄色い声援に元気をもらい、端の女の子から次々とハイタッチしていき、ムービーに収めて先を行く。
40㎞地点通過でこのタイム、残り2.195㎞をキロ5分で飛ばしても記録更新は無理だ
くそう、せめて4時間半切ってゴールしたい。
ついに、平安神宮の道路標識が見えた。
最後まで走りきり、最後までムービーを回し続けるのががRUN撮りランナーの意地だ。
(ちなみにこれまでの写真は、ムービーから切り出したものであります)
さあいよいよお待ちかねのFINISHであります。
42㎞地点からゴールまでのムービーをYouTubeにアップしました。
それでは、オヤジの喘ぎ声とともに御覧ください。
タイムは4時間27分55秒と表示されているけれど、手元のNike+GPSWatchで計ったネットタイムは4時間23分46秒だった。
競技場のスタートラインを越えるまでに4分はかかっているから、Nike+GPSWatchはほぼ正確だということで、
記録更新 !!
しかしNike+GPSWatchの距離は、42.89㎞と表示されている。
どうして695mも余計に走っているのかといえば、ムービーをご覧頂ければわかると思いますが、コース上のほとんどの曲がり角で、外側を大きく回って後方や風景を撮っているためでしょう。
さらに前代未聞のランナーストップで3回も止められ、トイレにも行ったせいで、15分余りもロスしているので、まともに走れれば限りなくサブフォーに近づいたと言えるのではないでしょうか。
でも終わってみればいい大会だったと思うし、回を追うごとにもっと良くなるはずだから、また当選すれば走りたい京都だった。
かつて山頭火は云った、「まっすぐな道でさみしい」と。
京都のコースは曲がりくねって、上ったり下りたり、まっすぐな道にはたくさんの応援があって、さみしくないし元気をもらった。
人生山あり谷あり、マラソンもいろいろあってもいいんじゃないかい
てっ、ことで、生ビール解禁 !!
まあいい勉強をさせてもらったということで、次回1ヶ月後の「かすみがうらマラソン」では、マジで、ムービーなど撮らずに、4時間切りを目指すのだ !!
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