お好み夜話-Ver2

第29回富里スイカロードレース

朝出かけるときは肌寒かった陽気が、スタートが近くなってくると晴れ間が出て気温も上がってきた。

京成成田駅の東口から会場へシャトルバスが次々と発車しているが、バス待ちは長蛇の列、人口50,394人の富里市に一気に1万人以上ものランナーが詰めかけるのだから、そりゃぁ混むのも仕方がない。


バスに揺られること約30分、富里市役所と隣接する富里中学校の大会会場に到着。

マスコットのとみちゃんに迎えられ、すでに会場内は人でいっぱい。

開会式が行われ、ゲストの「山寺宏一」や元モー娘。の「中澤裕子」などが挨拶するが、一番人気はソフトバンクの犬のお父さん「カイくん」だった。


今回も10㎞の部は、39歳までの若手と40歳以上のオジサンオバサン組に分かれてスタートしなけりゃならないが、それぞれ5000人弱の人数がいるので、混乱を避けるためにスタート時間は40分も間が空いている。

制限時間が80分というゆるい設定だから、仮装ランナーもすごく多い。

圧倒的にスイカ絡みが多いが、

ガッチャマンや仮面ライダーがいたり、

黄門様ご一行がいたり、

可愛い格好の女の子もたくさん。


9時50分に若者の部がスタートした後、あくびをしながら40分、

スタートゲートの近くで待機してようやくスタート。

肥えの薫り漂う田舎の道を走り出し、1㎞から2㎞の最初の坂道で、かあちゃん以下多くのランナーが喘ぎペースダウン、「サバ兄」なんてトイレに駆け込んだ。

でもオヤジも奥川以来続く膨満感で、とても快調とは言えない状態だから、このままかあちゃんと同じペースでRUN撮りして走るつもりだ、

暑くなる時期の大会だから給水所もこまめにあり、100m手前から表示があるので親切だ。


シャワーも何箇所かあって、熱中症対策に気を配っているのはわかる。

最初のアップダウンの後ほぼ道は平坦で、流山やかすみがうらのような、なんということのない田畑の中の道が続き、でもずっと肥えの馨しい匂いが漂っているので、うっかりと深呼吸は危険だ。

奥川のイエロー同様、かあちゃんを休ませないようにキロ6分から6分30秒台で走っていると、だいぶ膨満感が治まって楽になってきたせいもあるが、拍子抜けするほどあっけなく5㎞地点を通過した。


道々スイカやメロンの販売所を見かけ、給スイカ所への期待が高まる。

で、お待ちかね給スイカ所。

さっそくかぶりつくと、甘い。

一瞬スイカが好きになった。


しかし、お楽しみの後には試練がやってくる。

給スイカ所の下り坂を下りてしばらく行くと、急傾斜の上り坂が待ち構えていた。

せっかくスイカを食べたのに、なんでこんな坂道を上らにゃならんのかと、多くのランナーの顔に書いてある。

ハイ、でもあと2㎞、がんばって~

沿道の応援が増し、いよいよゴール。


いゃぁかあちゃんのペースだと、ぜんぜん五十肩も痛くならなかったし、脚も元気だ。

トイレに2回も行った「サバ兄」だって、奥川のタイムより速かったのだから、いかにユルユルな大会だかおわかりでしょう。


ゴールした後メグミルクをもらい、またまたスイカを食べられるのだが、やっぱり二切れで満足してしまった。

いろいろな商品が当たる抽選会があったり(ぜんぶハズレ)、屋台もたくさん出ているので腹ごしらえをして、帰りのバスに乗ろうと列に並んだが、これがまた行き以上に長蛇の列で、結局レースそのものよりも長い時間並ぶはめになった。

炎天下に並ばされて喉がカラカラで、バス待ちの給スイカ所を作ってほしいと、ほんとうに思った。

主催者にはこれを改善してもらいたいと、強く思う。


まあいろいろあったが、もしまた来年当選したら、その時は変身してもいいかな、という気になった大会だった。

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