卵で感じる大つごもり

千住市場へ卵を仕入れに行った。

「今日はＳＭね」

そう告げると、朝っぱらからおばちゃんニャッと笑って、

「あいよ👍」

と応えた。


モグランポでは卵はSとMを使い分けているのだが、景気の動向にあまり左右されない食品の一つが卵で、15、6年、震災の時はともかく、それほどの値動きはない。

しかしこれが毎年のこの時期のことで、一気に500円以上も値上がりしてしまう。

帳場のおばちゃんも毎度のことで、少しすまなそうだ。

なぜ暮れ近くなってくると、卵が値上がりするのか⁇

まあ用は需要が増すということなのだろう、おせち料理とか伊達巻とかを日本中で大量に作るんだから。

それにしても安定食品が大胆すぎる値上げで参ってしまうが、これが無きゃお好み屋は話にならないから割り切ってお買い上げだ。

間違っても安い卵の誘惑に負けてはいけない。

安かろう悪かろうで、色・ツヤ・ハリが若いピチピチの娘とお婆ちゃんほど違うから。


嗚呼、こんなことを書いていたら無性に卵かけ御飯が食べたくなってしまって、ペロッと二膳食べてしまった。

最近のお気に入りは、馬刺し用のお醤油をかけて食べるのだ。

味がちょっと濃くて甘みもあるので、卵との相性も良くてハマってしまう。

そういや、卵は1日6個まで食べていいんだとか吐かした男がいたっけか？

ヘビじゃあるまいし、いくら好きでもそこまで食べないが、厚焼きの玉子焼きなんかはいっぱい使うよなぁ。


閑話休題、卵の値上がりで感じる年の瀬かな。

早いもので明日から12月、今年最後のマラソン大会は9日の「さのマラソン」、毎年恒例の長芋掘りは15日、店の営業は31日まで。

31日はお昼頃から、材料が無くなるまでやります。