お好み夜話-Ver2

山寺、ふたたび

国分町で飲んだくれた朝、それでも12時前に寝たものだから6時前には起きてしまい、30分ほどウジウジしてからウェアに着替えてホテルの外に出た。

雨は上がり曇ってはいるが、空気が澄んで気持ちがいい。

ゆっくり、西公園に向かって走り出し、広瀬川を渡り青葉城の方へ。

青葉城の前で折り返し、以前「仙台国際ハーフマラソン」で通った道を逆走して街中をぐるっと走ってホテルに戻った。

やはりしっかり寝ると頭も体もすっきりとして、せいぜい5㎞ぐらいのジョグでも昨日の朝とは大違いに気持ちよく走れた。

これで今月は予定どおり130㎞を走り終えた。


8時に朝食を食べて、9時にホテルをチェックアウト、車は前日に打ち合わせたとおり山形を目指す。

高速に入ると雨が降り出し、山形蔵王は濃い霧で、それでもトンネルを抜けてしばらく行くと雨は上がり、山寺に到着した時には少し明るく涼しく清々しかった。

車中で「山寺の和尚さん」の歌を口ずさんだら、師匠の娘たちは知らないという。

「山寺の和尚さん」は動物虐待とも取れる歌詞があるので、今の先生は教えないのかねー。

♫ 山寺の和尚さんが鞠はけりたし鞠はなし
猫をかん袋に押し込んで
ボンとけりゃ ニャンとなく
ニャンがニャンとなく ヨイヨイ

山寺の狸さん太鼓打ちたし太鼓なし
そこでお腹をちょいと出して
ポンと打ちゃポンとなる
ポンがポンとなるヨイヨイ ♩

で、かん袋ってなぁに ? と、オヤジもご幼少の頃に疑問だったことを聞かれても、今は答えられる。

ま、紙袋のことですな。

ヤツらは、袋の口が開いてたりすると頭を突っ込んでみたくなる連中だからね。

むかし「ダークダックス」がこの歌を歌っているのを見たことがあるけれど、作曲はあの「服部良一」さんですよ。

なに⁉️知らない!(◎_◎;)、う~ん、「東京ブギウギ」とか「青い山脈」とか「銀座カンカン娘」なんかを作った人、だからちょっと「山寺の和尚さん」も軽快なリズムじゃんか。

だからこの歌、あんまり深い意味はないんじゃない、リズムものってジャンルにちかいかもね。

それにこの山寺のモデルは、ここ山形県の山寺ってわけでもないようだ。

たんに山のお寺ってことらしい。


まあそんなウンチクは子供たちは退屈だから、入場料を払っていざ1000段の階段へ。

途中に「松尾芭蕉」の詠んだ「静けさや~」の名句の場所があり、オヤジは対抗上「うるささや~ 岩も嫌がる ガキの声」と詠んでひんしゅくを買う。

子供たちは階段ひとつあれば楽しめるから、「auちゃん」とともに段数を数えながら上る。

昨日のマラソンの時も感じたが、同年輩がハアハアゼイゼイ走っている脇を、楽チンに走り抜けられたし、この階段でも膝が笑っちゃうなんて若い人を尻目にヒョイヒョイ上がれるし、まあ元気だな体年齢32歳は。

途中でテレビクルーと、「湯原昌幸」夫婦の取材に出会う。

このひとたちも今やテレ東あたりの旅番組くらいでしかお目にかからないから、「雨のバラード」なんてヒット曲があるのもみんな知らない。

愛想は良かったが、撮影禁止の場所を無許可で撮っていたらしく、お坊さんに怒られていたというお粗末。


そんなことがありながら、修行の岩山を見渡す。

2年前に撮ったのがこんな感じ、まさに孫悟空が修行してそう ?


軽く汗をかいて下山してきて、子供たちはソフトクリーム。

芋煮と蕎麦と玉こんにゃくのお昼を済ませ、役立たずのオヤジはどうぞご勝手にということで、生ビールのセットをひとりだけいただき、車の後部座席でディズニーとジブリを強制的に見せられながら、たまにウトウトして、師匠と「ホリちゃん」の運転に全てを委ね、雨の東北道を東京へ帰ってきた。

行き帰りお世話になりっぱなしで、とてもいい夏休みでありました。

さあ、9月。

みんな仕事に、学校に頑張ろう。

またね👍


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