デザイン「成田亨」造形「高山良策」というゴールデンコンビが手がけたウルトラ怪獣第1号、それが冷凍怪獣「ペギラ」だ。
1966年の「ウルトラQ」第5話「ペギラが来た!」に初登場し、その後第14話「東京氷河期」に再登場した「ウルトラQ」の怪獣では「ガラモン」と並ぶ人気怪獣。
「ペギラ」の目は半開きのスリーピングアイで、愛嬌があるようにもなにを考えているのかわからない不気味さもあり、それがカッと見開かれて口からマイナス130度の反重力光線を吐き物体を凍結させてしまう。
第5話で南極観測隊の基地を襲撃したが、弱点の「ペギミンH」を入れた気象観測ロケットで撃退されてしまう。
第14話では南極の氷が溶け始めたために黒煙を巻き起こして空を飛び北極を目指して北上、その途中で東京を凍り付けにして猛威をふるうが、またも「ペギミンH」で撃退されてしまうのだった。
その後、「ウルトラマン」第8話「怪獣無法地帯」で「チャンドラー」に改造され、実現はしなかったが「ウルトラセブン」のカプセル怪獣の候補にもなった。
そんな「ペギラ」は昭和の良い子の頃から大好きな怪獣で、以前は「ビリケン商会」の30㎝ソフビを持っていたのだが終活とばかりに手放してしまい、手元に残ったのは約8㎝くらいのガシャポンHGの「ペギラ」のみ。
よくよく見るとスリーピングアイではないがなかなかよくできた造形で、このまま埃だらけ油汚れのまま打ち捨てるのは惜しいと、洗剤で油汚れを落とし新たに塗装と汚しを入れ、それでは物足らずジオラマにしようと思い立った。
「ペギラ」といえば雪、
氷漬けにされた建物と墜落させられた飛行機、そんな感じで丸い木製ベースに配置してみる。
いやんなっちゃう暑い夏に雪のジオラマが作りたくなって、百均でお洗濯用の重曹を買ってきて、水溶きした木工ボンドと混ぜて作った雪は冷蔵庫で保存してあった。
それはやはりお手軽に昔のガシャポンHGで作った「ウルトラマンVSレッドキング」のワンシーンで使ったもので、
その冷えた雪をパラパラと振りかけて定着させた。
まあまあいい感じ❓
お手軽な手のひらサイズのジオラマの出来上がり。
まあまあかな。