先週の水曜日は雨模様の曇り空、昨日の水曜日も同様で細かい雨が降っていて、かあちゃんは折り畳み傘をさしたがオヤジはハンチングをかぶっただけ。
先週はそんな天気の中、根津神社へ行ってきた。
ちょっと前にテレビの散歩番組を見ていて、そういや長年東京に住んでいて根津神社に行ったことがなかったな、と思い立ったのだ。
根津神社といえば、徳川五代将軍綱吉ゆかりの戦災を免れた東京屈指の古社。
まあ、神にも仏にも滅多に手を合わせない不信心者だから御利益なんて望むべくも無いが、冥土の土産に一度見ておくのも一興だし、かあちゃんの御朱印コレクションにお付き合いだ。
かあちゃんはばあさんがまだ元気だった頃、ツツジを見に来たことがあるが、その時は御朱印帳を忘れたという。
鳥居をくぐり「乙女稲荷神社」から「千本鳥居」へ向かう途中で「アッ🙄」と気づいた。
来たことがあった。
だが誰と❓❓
かあちゃん以外の誰かか⁉ 遥か昔のことで記憶に無い。
下手に思い出してほじくり返されても不粋だし、ま、いっか😁
ここのところマラソン大会の予定を入れていないからコンスタンスに水曜日が休みなので、東京のまだ行ったことのない名所・旧跡に行こうと安上がりの日帰り散歩。
というわけで、昨日は深大寺。
あさ家を出るときは降っていた雨は、中央線で三鷹で下車したときには止み、バスに揺られて深大寺の参道入り口に着いたときには薄っすらと明るくなっていた。
お出かけの時の晴れ男の実力を三鷹、ナンチャッテ😄
深大寺の名の由来になった、仏教伝来の遙か昔からいる土着の神様「深沙大王」を祀ってある「深沙堂」の入り口にあったタイガー&ドラゴンの見事な彫り物。
どなたの作かは知らねど、オレの話しを聞けって感じ。
「深沙堂」の前には撮影隊が陣どっていたので(たぶんテレビではない)ろくろく見もせず立ち去ったが、このお堂に安置されている「深沙大王」像はどくろの胸飾りをつけ、象皮の袴をはいて盆怒(ふんぬ)の形相すさまじい秘仏らしく、そりはじっくり見てみたかった。
湧水豊かな武蔵野、昔はたくさん水車があったそうな。
そんな水車館はメンテナンスの真っ最中、「スーパーケムラー」なる茅葺建物を守る装置で燻されていた。
東京とは思えない緑と水の風景の中に白い煙が立ちこめ、まるで深山幽谷の趣き。
しかしそれにしても、よく円谷プロがこのネーミングを許したもんだ🤔
(ちなみに、ケムラーという怪獣はウルトラマン第21話「噴煙突破せよ」に登場する毒ガス怪獣である。ふてぶてしい小倉智昭みたいな顔の素敵な造形の怪獣だ)
また深大寺といえばゲゲゲ、
三匹の妖怪。
てなことをしているうち小腹がすいてきた。
深大寺といえば蕎麦、なのでヒョイと呼ばれた店に入ってまずは給水👍
この深大寺ビールはあのホッピー屋が作っているもので、まあちょいと飲むにはいいだろう。
肝心の蕎麦は、かあちゃんが八割、オヤジが十割の盛り蕎麦をたのみそれぞれ味を比べたが、う~ん、あんまり蕎麦の香りもしないしそれほど美味とは思わなかった。
一枚千円でほんの少しの量の観光用としても、いささか物足りない。
しばらく歩き回って腹ごなししたのち、もう少しリーズナブルな店で普通の盛りを食すと、うん、こちらの方が喉越しも良く歯ごたえもありで、蕎麦つゆもいい感じ。
舌が安っぽくできているのかねぇ、たくさんある深大寺蕎麦の店からハズレを選んじゃったんだろうか❓
腹ごなしにと歩いたのは、ほぼ貸し切り状態の水生植物園。
電車や車の音がバンバン聞こえる所にこれだけの自然があるのかい😳というほど、あんまり整備されていない丘があり豊かな植物相がある。
何れがアヤメかカキツバタやら紫陽花が見たかったわけでなく、この丘を上がった所に深大寺城の跡があると知ってそれを見たかったのだ。
この城跡は、信長や秀吉が台頭する前の戦国時代、小田原北条氏(後北条氏)と扇谷上杉氏の攻防の中で扇谷上杉氏が築造したもので、1524年に北条氏綱に江戸城を奪われた扇谷上杉朝興が江戸城奪回のための前線基地とした。
しかし北条に本拠地を攻められて、なす術もなく廃城したのだそうな。
嗚呼、強者どもの夢の跡。
今に残るは発掘された城の柱跡に置かれた石と、知らなきゃ素通りしてしまいそうな空堀など、まったく観光名所ではない証拠に人っ子ひとりいない。
それでも国の史跡に指定されているんだから、もうちょっと何とかならんもんかネェ。
バスを待つ間に深大寺周辺を軽く2周できるくらい歩いて、帰りは吉祥寺経由。
20年以上前はしょっちゅう来ていた吉祥寺だが、もはやまったくあの頃の面影はなく、飲み屋も建物もすっかり変わっちまって浮きまくり😞
しょうがないからとっとと立ち去るのみ、と電車に乗って気づいた。
しまった‼
伊勢屋で焼き鳥でもつまんでくりゃよかった・・・・。
伊勢屋は逃げないだろう、また来るさ‼
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