最近忙しくて休みも取れないというペンキ職人さんが、なんとか都合をつけてやってくれることになったので、つかの間の晴れ間を逃すまじとお願いしたのだ。
まあほんの少しの半端仕事なのに、しっかり養生して色味を合わせてくれて、いざ始めようとしたら無情にも雨が降り出した。
だが雲の流れは早く、しばらく雨宿りしているうちに雨は上がったので、ダスターで雫を取りドライヤーで乾かしてから作業開始。
改装した時のクリームイエローはすっかり汚れてしまったので、ショップカラーの明るい黄色に塗り直してもらう。
このまま天気がもってくれればいいのに、あと少しのところで再びすごい勢いで雨が降り出してしまった。
今度はなかなか止みそうもないから、取りあえず昼メシにして様子を見ているうちに小1時間ほどで雨は上がり、急いで作業再開と準備していたらまた降り出しラチがあかない。
仕方がないからあとはこのオヤジがやるからと、作った塗料を瓶に入れてもらったが、あと少しだから悔しいと職人さんは言う。
まあまあ素人仕事に任すのは不本意だろうけど、台風には逆らえないだろうと空を見上げているうちに、またまた雲が切れ陽まで出てきた。
やれこのスキに、水気を拭き取りドライヤーで乾かし、残りを一気に仕上げた。
おおっ、明るい黄色が目立ちます
こんな台風の日だけれど、思い切ってやってもらってよかった。
やはりオヤジの晴れ男パワーは健在だと言うと、
「普段のオレの行いがいいからっすよ」
と、調子コキの職人さんが言う。
フン、だがまあなんにしても良かった。
ありがとう、すまないねぇと、普段は調子コキの職人さんに感謝し、夜来てくれたらなんでもサービスしまっせと別れた。
モグランポの壁面にまたひとつ黄色が増えた
