Nちゃんが来てくれた。
2年ぶりだろうか。
窓の向こうから、相変わらず娘娘した声で
「おにーさぁーん」と呼びかけてくれた。
オヤジのことを「おにーさん」と呼んでくれるのは、Nちゃんと千住市場の蛸屋の兄さんだけだ。
もっとも両者の「おにーさん」はだいぶ意味が違うが・・・。
Nちゃんの腕の中には、丸々と太って、くりっとした目の可愛い赤ちゃんが、隣にはにこにこ笑う旦那さんのHさんが立っていた。
すごくうれしかったし、驚いた。
というのは、昨夜Nちゃんに手紙を書こうと段取りしていたからだ。
元気にやっているかな、などと思い浮かべていたからだ。
昨日、おとといと臨時休業をさせてもらっていたので、明けて今日来てくれるなんて、まさに想いが伝わったかのような偶然です。
NちゃんとHさんは、結婚前からよく利用してくれた、当店のオープン当初からのお客様です。
Hさんの仕事の都合でちょっと離れてしまったけれど、Nちゃんが名付けてくれた
「まんてんめし」
もメニューとして定着したし、常連さんの間でも、どうしてるかなぁという話題にもなっていた。
でも、元気で何より。
せっかく来てくれたのに、バタバタと慌ただしくて申し訳なかったな・・・。
手紙も書くけれど、今度はもう少しゆっくり話をしたいものだ。
開業9年目に入り、当時ラブラブで来店してくれたカップルに子供が出来、親子3人(4人のところも)で再び来店してくれることは、本当にうれしいことです。
いろいろ至らないことや、ちっとも改善されないことも多々ありますが、続けてこれたのは皆さんのおかげです。
子供たちが大きくなって、恋人を連れて来てくれるまでやってられるだろうか。
無理かもなぁ・・・。
と、感傷に浸るワタシは、今夜はし・ら・ふであります。
その後もNちゃんファミリーは何度も来てくれたけれど、住まいがまたまた遠くなったり、旦那さんの仕事が変わったりと、いろいろなことがあるようで、最近はお会いしていない。
子供もずいぶん大きくなったろうなぁ。
オヤジの体内年齢は「おにいさぁーん」になったが、実年齢はもうすぐ反省期プラス1だ。
そして今夜は、ちょっと飲みたい気分・・・。
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