ハーブマラソン5千人、一周7千人。
スタートから5キロ地点まで団子状態で、人をかき分けるように進む「ビールくん」と「生ビールオヤジ」。
沿道の声援にこたえながら、キロ6、7分のペースをキロ5分に上げ、次々とランナーを抜いていく。
快調。
が、7キロを過ぎたあたりから長い上り坂が続き、しだいに失速するランナーを尻目に、飛ばす「ビールくん」。
あんなふざけた格好で、あり得ないスピードで遠ざかる。
「生ビールオヤジ」は、最初の給水所で思わずガブリと飲んでしまった水が腹に効いてきて、ゲッフがでそうで息が上がり、彼の速度について行けない。
そりゃそうだ 実業団で公式レースを何度も経験している男に、去年まで死にそうなおデブだったオヤジがかなうわけがない。
自分のペースで、最後まで歩かずにゴールすることが初マラソンの目標なのだから、気にせず走り続けるだけだ。
幸い膝はまだ痛くない。
「モミモミ先生」に張ってもらったテーピングのおかげだ。周りの景色と他のランナーたちの格好などを楽しみながら、汗だくで坂を越えて下り坂を下りきったら、苦しさがなくなった。
再びペースを上げて「ビールくん」を追うが、すでに彼の姿は視界から消えていた。
まあいいや
10キロ地点を通過したら心も軽い。
しだいに沿道が人でうまっていく。
ゴールは近い
かあちゃんや「auちゃん」、「ジョニー&ヒカル」の応援を目にして、ラストスパートしてゴール
ゼッケンのICタグを外して、引き換えにTシャツとスポーツドリンクをもらったら、雨が降り出した。
火照った体に天然のシャワーが心地よい。
みんなと合流して健闘を讃えあう。
感想はと聞かれれば、
「気持ちいい、また走りたい」
の一言に尽きる。
さあ、これからホントの生ビールと温泉じゃー
この結果は、4日発売の「スポニチ」に掲載される。
さて我が記録やいかに
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