日曜日だから何の検査もなく、病院は電気系統のメンテナンスのため9時から全ての電気が落とされ非常電源に切り替わった。
だが病室は照明もつかず薄暗く、テレビも見れないので談話室に避難。
「諏訪湖マラソン」の生放送を聴くべくiPhoneに諏訪のFMラジオのアプリをダウンロードして、靴に履き替えウエストポーチを用意してスタートを待った。
号砲と同時にアクティブトラッカーのスタートボタンを押し、非常階段を歩くつもり。
かあちゃんと「ホリちゃん」が無事完走するよう、ラジオを聴きながら歩きながら応援するつもりだ。
ストレッチをして待ち!0時の号砲とともに歩き出し、まずは19階へ上がり地下2階まで下り続いて1階で非常階段を出て、外来棟の階段も上ってやろうかと一瞬思ったが、いきなりは避けようと思い直してぐるりと回って再び非常階段を上った。
さすがに筋肉が鈍っていてふくらはぎが張り、15階まで上るとちょっと息が上がり薄っすらと汗が滲んだ。
時間にして20分弱、諏訪湖ではトップランナーが第三関門を通過し10㎞地点へ進んでいるところ、小僧に電話しても繋がらなかったので「ちち」に電話したら、ちょうどかあちゃんが通りかかり「ホリちゃん」も通過したとのこと。
コース図とにらめっこしながらラジオを聴き、かつて二度走った諏訪湖の様子を思い浮かべる。
最初は2009年、「ホリちゃん」も「ハマちゃん」も「akkoちゃん」も小僧も初マラソンで、かあちゃんはまだ見学組だった。
師匠は「ビールくん」の着ぐるみで、その影響でオヤジは「なんちゃってセブン」の仮装をし、松本から「ジョニー」と「ヒカルちゃん」も参加し、走り終わってからみんなで浅間温泉に一泊して翌日に安曇野のワサビ農園を見学したりして楽しかった。
二回目はオヤジは無謀にもウルトラマンのフル仮装で、スタートして走り始めるとマスクの中で喘ぎが響き渡り、折り返した第二関門の4.2㎞あたりで激しく後悔したものだが何とか完走した。
あの頃、元気だったなぁ・・・。
なんてことを考えているうちにトップランナーはとっくにゴールし、時間は2時間30分に差し掛かった。
制限時間は余裕の3時間、17.7㎞の最後の関門をこの時間内に通過すればあとは歩いてでもゴールできる。
「ホリちゃん」はもうゴールしたかもしれないが、かあちゃんは❓
ふたたび「ちち」に電話すると、やはり「ホリちゃん」はゴールし、なんと偶然に走り終わった「ジョニー」に出会ったとのことで電話をかわってくれた。
「ジョニー」先生毎年ハロウィンで忙しいと言っていたので、諏訪湖には誘わなかったしオヤジのこの有様も報告していなかった。
思いもかけず嬉しいよ。
「むっちゃん」は沖縄の大会に参加しているというし、まだチームモグランポの火が消えずにいて、いつの日かまたみんなで走れる日が来ることを夢見て今の現状に耐えられるかも💪
感傷に浸る時間は短く、制限時間は刻々と近づき1時5分前。
かあちゃんのゴールタイムは2時間46、7分と予想していたが、果たしてどうなったことやら・・・。
現地特派員「ちち」の連絡で、かあちゃんは1時3分前にかろうじてゴールしたとのこと、ホッ😌
安心したら途端に眠くなって、それでも起きてなきゃと思いつつ「ABBA」なんぞを聞いていたら爆睡(-_-)zzz
気配がして目を開けると、病室の椅子に「チエ・ミツ」夫婦が座っていて見つめられていた!(◎_◎;)
うわっ!!
誕生日プレゼントを頂いてしまった、いやわざわざ申し訳ないm(_ _)m
前日に「ユイちゃん」から手作りのプレゼントを ( 恥ずかしいから言わないで見せないでとのこと ) もらったり、幽閉されていても気遣ってくださる人がいるのは幸せなことでございます🙏
ひとしきり「チエ・ミツ」夫婦と談笑して、ちょいと一休みと横になったらまたまた爆睡(( _ _ ))..zzzZZ
続いて気配で起きたら「マゴ」がっ😂
「ヨウコ」が気遣ってくれてオヤジの大好物「マゴ」と一緒に来てくれたのだ。
シャバにはいろんな「ヨウコ」がいるのだが、この「ヨウコ」は長野産の「ヨウコ」で、小僧の同級生のオヤジのアバラを雷電ドロップで折ったのは葛飾の「ヨーコ」。
一応「ヨウコ」と「ヨーコ」で区別はしているが、日本天然党・総裁の「ヨウコリン」には劣るもののどちらも天然である。
まあその「ヨウコ」ママの種とは思えないほど愛らしい「マゴ」の「ミーちゃん」ではあるが、最初はチョー人見知りで鼻もひっかけてもらえない。
「こっち見ないでよ! あたちはジジイは嫌い !! 」
とばかりに激しく拒否られる。
でぇもねぇ😁シャバにいる時とは違いとってもいい子のオヤジは、危険な匂いのない安全で人恋しく何の取り柄もないナイスミドルになっているので、それが幼子にも通じるのだ。
いくらも経たないうちに仲良しさ👌
「ミーちゃん」保育園の運動会でかけっこしたのに、まだまだ元気で病院に興味津々。
オジちゃん行こうと手を差し出されて、非常階段を上ったり下りたり。
でもちょっと離れるとママが恋しくなって帰るといい、そんなことを三度四度。
すると「オジちゃん連れて帰る」といいだした。
嬉しいじゃないか、このまま「ミーちゃん」と手を繋いで病院からズラかれたらどんなにいいか・・・。
じゃあお姉さんがいいって言ったらね、と言うと、ナースステーションに行って一生懸命オジちゃんと帰ると訴える。
いじらしい☺ ナースも困ってオヤジの顔を見るし、一泊外泊、誕生日だしーーーーっといいたかった。
まあでもここでも無常に時は過ぎ、「ヨウコ」ママと「ミーちゃん」とお別れ( ; _ ; )/~~~
もはや誕生日なんぞどうでもいい失意のどん底のポンコツオヤジは、幼子の手の感触を抱きしめて8時には爆睡💤
この日の歩数は「ミーちゃん」のおかげで入院以来最高の4.8㎞、上った階数は21階を記録した。
う~む、いつシャバに出られるかまだわからないポンコツオヤジの、明日はどっちだ⁉
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