朝7時ちょっと前に、小僧がムクッと起き、ベッドの下に敷いてある布団に寝ている男を見て、不思議そうな顔をしていた。
“誰だか覚えているか ? ”と聞いてみると、
「サ バ」
と一言。
そして、ニヤッと笑った。
その男は、かつてはモグランポでも「横浜のふとっちょくん」と呼ばれていたこともあったが、現在ではすっかり「サバ兄」だ。
なぜ「サバ」になったかは旧ブログで書いたが、あらためてその経緯をカンタンに言うと、3年前に送迎バス付きの格安プランで「モグランポツアーin鬼怒川」を敢行した時、途中のサービスエリアで呑気に「サバの塩焼き定食」なんぞ注文して、時間になっても戻らず、バスを待たせたという一件以来、彼の呼び名は「サバ兄」になったのだ。
その「サバ兄」が、酔っぱらって我が家に泊まったのである。
彼は、生活に疲れたり、人生に嫌気がさしたり、寂しかったり、物欲に支配されて余計なものを買って見せびらかしたかったりすると、フラッと現れ、さいしょは帰るといいながら、結局は電車がなくなって、我が家か早朝マックになるのが常だった。
その家の主人が起きているというのに、人のパジャマを着てフガフガ鼾をかいて寝ているのだ。
悔しいから、オヤジも2度寝してやった。
まったく我が家に泊まる酔っぱらいどもは、どうして主よりリラックスして寝ていられるんだろう
「悪魔のあっくん」しかり、「バーバーくん」しかり・・・・・ バーバー・・・・・
「サバ兄」が渋谷で撮ってきた写真。
元気モニュメントの
「バーバーくん」だって !!
あの男、ロンドンに行ってるなんて、じつは渋谷で銅像にされていたのか
「サバ兄」が、ひときわ大きな鼾で相づちを打った