お好み夜話-Ver2

呼吸困難ウルトRUN

「auちゃんパパ」がレインボーマンの格好をしなかったせいか、諏訪湖の天気は曇り。

しかしこのまま降らなければ、またまた晴れ男の勝利だ。

もっとも本日は、あんまり晴れて暑くなっては困るのだが・・・・


ゴムのマスクをすっぽりかぶると視界は狭く、左右上下はほぼ見えないし、前方1mぐらいから先が小さな覗き穴から見えるだけだ。

周囲を見渡すには、顔を動かしアゴを上げないとダメだ。

自分の呼吸がマスクの内側に反響して、ゴウゴウ耳障りな音を立てる。

かぶって3分もたっていないのに息苦しく、閉塞感に締め付けられるが、ヒーローとはつねに孤独なものなのだ。

とはいえ、今回のテーマは「ウクレレウルトラマン」からヒントを得た、アロハでお茶目なウルトラマンなので、
ゆる~い感じで沿道の人々を癒して走れればいいのだが、走る前からへばってどうする


まあどこのマラソン大会にも同じような変身願望の輩がいるもので、早速ツーショット。


前回の教訓を活かして、余裕を持ってスタート位置につき、しばしマスクを脱いで号砲を待つ。

やがて前方から号砲が響き、花火が打ち上げられてスタートした。
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スタート posted by (C)mogmas
【撮影 by ヒカルママ】

走りだしてすぐに 「ウルトラマ~ン がんばってぇ~」 の黄色い声援があちらこちらからあがり、子供たちは目を丸くして、あるいは笑ってこちらを見ているのを確認する。

フッフッフッ、やはりウルトラの人気は絶大なのだ。

しかし、先を行く「ホリちゃん」や「ハマちゃん」のモグTシャツと黄色い帽子を目印に、コケないよう、人にぶつからないよう慎重に走る。

第1関門を過ぎ、4.3㎞地点の第2関門を通過した頃にはもう全身汗ビッショリ、マスクの中に反響する轟々と唸るような息を吐いては飲み、飲んでは吐くという、淀んだ池の鯉のような有り様で、このままポックリ逝ってしまうのじゃないかという不安にかられた。

やがて5㎞の第1給水所にたどり着き、給水所の女の子が「エエッ、どうやって飲むの~」と興味津々に見守る中、ポケットに入れておいた短く切ったストローを口の穴に突っ込み、チュウチュウ水を飲んだら少し生き返った。

ここまで来ればランナーもばらけて走りやすくなったので、なるたけ歩道に近い位置をキープし、声援に応え、ハイタッチをしまくる。

小学生の一団が7、8人、みんなでハイタッチを求めているところへ走り寄り、片っ端からハイタッチをしていったら、最後の子だけがニヤッと笑って手を外しやがったので、引き返してたっぷりスペシュウム光線を浴びせてやった。

さらに先を行くと、おばあさんが手を振って応援してくれていたが、
「月光仮面がんばれ~」
と言われてしまい、気を失いそうになってしまった

さらにまた先を行くと、後ろから追ってきたランナーに 「すいません、すいません」と呼び止められ、一緒に写真に収まってくれと頼まれてしまう。

仕方がないから走りながらスペシュウム光線ポーズを決め、2,3枚写真に収まった。



そんなことが2度3度、ヒーローはつらいよ

10㎞ほど走ると、マスクは汗でぴったりフィットし視界が安定したが、手袋の中に汗がたまり、グジョグジョして気持ちが悪い。

それにトイレも行きたかったが、正義の味方がトイレに駆け込むなんて格好悪いマネはできないから、横目で睨んで我慢した。

そんなヒーローの悩みも知らず、チームモグランポの面々は快調に飛ばす。





だが、かあちゃんと小僧と「サバ兄」だけには抜かれるわけにはいかない。

最後まで黄色い声援に送られ、ゴールの花道を走り、男性、女性と分かれてフィニッシュするところで、テレビカメラがこっちを向いているのを意識して、どっちへ行こうかなと迷っている小芝居をしてさらに笑いを取り、余裕でゴールした。

さんざん遊びまくり、楽しんだおかげで2時間9分もかかってしまったが、初ウルトRUNにしてはいいとしよう

ゴール後の林檎とドリンクとおしぼりを貰ったあとも、マスクを脱がずにいたら、またまた一緒に写真に収まってくれと数人から頼まれた。

そのまま小僧とかあちゃんを迎えるつもりだったからいいが、ひと息つく間もない。

やがて小僧が必死の形相でやってきました。

なんと、昨年の記録を10分余りも縮めて完走

やりゃぁできるんです、みんな

さらに数分遅れでかあちゃんがやってきた。

歩いている人が多い中、ちゃんと走っているではないか

初ハーフマラソン完走にむけて、こうなりゃラスト一緒に走ってやろうじゃないの。

声をかけてかあちゃんとゴールまで並走すると、とたんに「ウルトラマ~ン」の声援が。

林檎とおしぼりを持っての、再びゴールの花道。

ん、ってことは、問題の「サバ兄」はどうした


嗚呼、惜しい 途中のトイレを我慢すれば、なんとか完走できたものを、制限時間を55秒遅れて完走ならず

おまけに、駐車場に戻ってこの有様の者共。


参加できなかった妊婦「ヒカル」ちゃんが、来年無事出産したら「諏訪湖マラソン」に出場すると意思表明し、その場で次回大会への全員出場が決定した。


楽しく走ろうをモットーに、参加者並びにサポーター募集します。


さてさて次は白樺湖へ向かい、温泉で打ち上げにござい

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