「いしのまき 元気いちば」で「伊達の旨塩」を買ったとき、「石巻焼きそば」の「だし」とソースがあったのでお買い上げした。

ずいぶん営業していないけれど、苟もワテクシはお好み屋のオヤジ、各地の粉もん・焼きそばに遭遇したら素通りするわけにはいきません。
とはいえ迂闊にもよく知らなかったのだが、東北には「5大やきそば」なるものがあるそうな。
この「5大」のうち食したことのあるのは福島の「なみえ焼そば」と秋田の「横手やきそば」のみで、しかも「横手やきそば」はスーパーの特設売り場でパックに入ったものを買って、現地で食べたのは「なみえ焼そば」だけという体たらくだった。
あとの「3大」は青森県の「黒石つゆやきそば」と秋田県の「男鹿しょっつる焼きそば」、そして宮城県の「石巻焼きそば」。
ん〜、近頃のB級グルメブームで頑張って「大」に盛り立てちゃった感もなきにしもあらずだが、食べてもいないのにグダグダいうのはよろしくない。
というわけで、「5大やきそば」を知るためにまずは「石巻焼きそば」を自分で作ってみた。
そもそも「石巻焼きそば」の定義とはなんぞや❓
「石巻観光協会」のサイトには、
『「石巻焼きそば」の特徴は何と言っても麺が茶色いこと! 麺を二度蒸しすることにより、ソースを練りこんでいるのかと勘違いしてしまうような調理前から茶色い麺で、水分をよく吸いこむ香ばしい香りが特徴です。 そしてこの麺を魚介ダシで蒸し焼きにします。 するとダシのうま味が凝縮された焼きそばに仕上がります』
とある。
そして
『最初は魚介ダシの風味を楽しみながら一口、そしてソースを後がけで食べるのが本場「石巻焼きそば」の流儀です』
ということだ、なるほど。
事前にこのことをよくわかっていれば現地で二度蒸しした麺を探して買ったのだが、東京でこの麺にお目にかかることはまずなく、仕方なく普通の蒸し麺で作ることにした。
具は豚肉、キャベツにネギ、それとモヤシ( ブラックマッペね)。

買ってきた「だし」を分量分用意し(これぶっちゃけ白だしだな)、

先ずは豚肉と野菜を炒めて塩コショウ。

炒めた具材を別に取り(これが鉄板なら同時進行でできるのだが・・・)、次に焼そばの麺をじっくり少し焦げ目がつくくらい焼く。

焼けた麺の上に先ほどの具材をのせ


「だし」をかけて蓋をし、蒸し焼きにする。

「だし」の水分がなくなるまで蒸し焼きにしたら天かすをかけて混ぜ、片方に寄せあいたところで卵を焼く。
仕上げに青のりをかけてできあがり。
小皿にとって目玉焼きをのせて完成。

まずはそのまま「だし」焼そばを食べる。

まずはそのまま「だし」焼そばを食べる。
うん、なかなか。
でもちょっとソースが欲しい。
ということで買ってきたソースをかけようと見たら、

なーんだ、オタフクがつくってるんじゃないか、しかも日光工場で!(◎_◎;)
やるなぁオタフク、今や広島にとどまらず宮城県にも展開してるのか。
まあ石巻が認めたんだから広島寄りであろうがどっち寄りであろうがかまわないのでちょこっとかけてみたが、サラッとして酸味のあるウスター系は「だし」焼そばに合わなくはない。
親子三人ホットプレートいっぱいの焼きそばをペロッと平らげてしまった( ̄∀ ̄)
今回は3人分をホットプレートで作ってしまったけれど、次は二度蒸し麺を手に入れて「だし」は手作りして1人前づつ作って、オタフクのソースではないものをかけてみるとしよう。