プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< ア・ターブル! ~ノスタルジックな休日~ >

2024年11月25日 | ドラマ。
前作「ア・ターブル!~歴史のレシピを作って食べる~」の続編。
前作とほとんど同じの環境映像。いや、むしろ歴史のレシピの要素が全くなくなったことで、
仕掛け的な部分がほとんどなくなり、ノスタルジーのみで構成されるおだやか映像。

わたしは市川実日子が好きだし、住んでいる家のたたずまいもなかなか良いと思うけど、
特に話がないのでドラマとしては退屈だなあと思っている。
ま、これは好き好きで、この何も起こらなさがいいという人も多くいるだろうから、
それはいいんだけれども。
わたしは市川実日子の笑顔を見るために見ましたよ。

オープニングの、線を強調した写真を「こういう撮り方も面白いなあ」と思いながら
見られたのが今回の美点。東京タワーを超ズームで撮る。
昭和っぽいテイストに惹かれる人もいるかもしれないが、わたしはそこはそんなに
惹かれない。わかるわかるとは思うけど。

だが前回「歴史のレシピ」ってことで多少なりとも新知識というか、
中身を感じたのに対して、今回のコンセプトではさらに密度を感じなくなっているから……
アドリブっぽい台詞もあまりも可愛い雰囲気にしようとして、いつも同じテイストに
なっている。甘すぎるんだよね。わたしの好みからすると。

もっとピリッとしたところがあれば面白くなる。
でもそこは脚本家ががんばるところだよね。役者ではなく。

シーズン3があったとして、次を見る気になるかどうか。
見ないかもしれないなあ。
モヤモヤするようなドラマの後に見るにはいいんだけどね。その要員として見るか。

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